暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第4話
[5/5]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
ツリとナナが呟いた時、あの男が窓に映りナナに話しかけた。
「どうした?キミが倒すべき人間の心配をするなんて、らしくないじゃないか」
「……別に。あの人達が負けたら、戦うライダーが減るな…って思っただけだし」
「なら、今が戦うトキだろう?数が減る前に、その前にキミが倒すんだ、仮面ライダー王蛇」
ナナは黙り込んだ。目の前の男の言っていることは最もなのだ。自分は戦いが好きだ。だからこそ、ナナは仮面ライダー王蛇として戦った。だが、ナナは基本優しい子だ。
「あれ?桑元達は?」
城戸が帰ってきた。
「あ、城戸さん……えっと、桑元さん達は、なんか急いでどっかに行きました」
「?」
もう一度ナナは窓を見る。
しかしそこにはあの男はいなかった。
「読川?」
「いえ、なんでもありません。城戸さん、油島さん迎えに行きましょう」
「え?でも……」
「いいから、行きましょう!」
ナナは城戸の腕を掴んで家を出た。
ミラーワールドから帰って来た時、城戸がその時の二人を見てしまったら大変なことになってしまう。
「だからと言って、なんであんな事言ったんだろう……他の事でも良かったのうな……」
───…
prrrr…
「あ、すみません。出ても構いませんか?」
「どうぞ」
北岡宅で油島の携帯電話が鳴る。
「もしもし?」
『あ、油島さん?城戸です』
「ああ…どうした?」
『今、どこにいるんですか?』
「取材中…弁護士の北岡秀一さん。知ってるだろ?」
『あの、悪徳弁護士の……』
「それ本人の前で言うなよ」
『わかってますって……今からそっちに向かいたいって読川が言ってるんですけど……』
「読川が?まあいいけど、取材ももうすぐ終わるし……」
『あ、おい!読川!?』
「?
おいどうした、城戸?」
そこで連絡が途切れてしまった。
油島は首を傾げながら携帯電話をしまう。
───…
城戸は携帯電話で油島が今どこにいるのかを聞いていた時だった。
少し暇だったナナが少し視線を城戸から逸らした時。
帽子の隙間から見覚えのある男が見えた。
「
おに
(
・・
)
ーちゃん
(
・・・・
)
……?」
ナナは城戸の制止の言葉に耳を傾けず走り出した。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ