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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第4話
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わかっていた。どこまでも負けず嫌いで中身は中2の夏休みのような男だ、ライダーになって人々の平和を守っていれば、変にプライドが付いてしまうことくらい、理解していたつもりだっが……。

「ここまでとは、予想してなかったな」
「許さねぇ!!」
「頼むから落ち着けよ、お前22だろ!?」

血気盛ん過ぎてこの友人との付き合い方を少し考えたライアであった。

「それにしても、あのモンスター……さっきから金髪の奴しか狙っていない……?」

ライアは思い出した。
そういえば、あのモンスターは金髪の若者を狙っている。昨日遭遇した時も、明らかにナナを狙っていたのだ……。

「芳樹」
「なに!?」

龍騎はイライラしているようだが、それに構わずライアは話しを進める。

「……あのモンスター、誰かを狙っている。
多分、そこを付けば上手くあのモンスターをおびき寄せることができると思う」
「え、マジかよ…流石俺の相棒。ところで……その誰かって……?」
「おそらく、金髪の男……だと思うんだけど…」
「金髪の男……」
「危険な賭けだけど、やってみようと思うことがある」



───…



「油島さん、帰って来ませんね」
「昼はもうとっくに過ぎてるのにな…」

ナナと城戸は餃子を作り終え、後は油島が帰ってくるのを待つだけだった。

「先に食べますか?お腹空きましたし」
「そうだな、食べとくか」

と、その時、家のインターホンが鳴った。

「誰か来たみたいですね。俺、ちょっと出てきます」

ナナが玄関へ向かい扉を開けると、そこには芳樹と亮平がいた。ナナは突然の二人の訪問に驚いた。

「ナナ、ちょっと一緒に来てくれ!」
「はい?」
「実は、モンスターの事で……」
「すみません、俺は極力ミラーワールドに行きたくないんで……」
「いや、それは大丈夫だ。ナナは来てくれるだけでいい!」
「……協力したいのは山々なんですけど……今、客が来てて……」
「客?」



「あー!城戸先輩!!」

ナナが芳樹と亮平を家に上げると、城戸を見た芳樹が城戸に指を差して驚いていた。

「桑元、塚原!?」
「知り合いですか?」
「おう、高校の時の先輩だ」

意外な再会を果たした三人は昔話に花を咲かせていた。ナナはもちろんそれについて行けるワケもなかった。



───…



「すみませんね、お時間取ってもらって」
「いえいえ、こちらこそ」

忘れている人もいると思うが、油島は記者である。

「北岡さん、この前の裁判のことで……」

北岡(きたおか)秀一(しゅういち)と握手を交わし、油島はある裁判の事について北岡に質問していく。しかし、お互い握手を交わした瞬間二人
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