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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
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いや、だからって……なんで油島さんの家!?」
「このパツ金坊主が例の家出少年の読川ナナだ」
「よろしくお願いします」
「あ、こちらこそ……じゃなくて!油島さん、餃子作るなら自分の家で……」
「城戸、読川。俺は仕事場に行ってくるから、その間に飯頼むわ」
「油島さん!?俺の話し聴いてます!?油島さん!」
城戸はこうして見ず知らずの金髪少年・読川ナナと餃子を作ることになった。
「ギョーザ、作るの得意なんですか?」
「あ、うん……得意っていうか、料理はまぁ、全般……」
「……へぇ」
そのナナは部屋を凍りつかせた。
(や、ヤバイ、会話が続かない。せっかく話しかけてきたのに、いやそもそも会話をぶった切ったのはこいつなんだけど……なに?最近の高校生ってこんなもんか?なんか、冷めてるって言うか、取っ付きにくいって言うか。そもそもこいつなんで家の中で帽子被ってるんだ?)
などと考えながら城戸は餃子を作る準備に取り掛かる。それを冷静そうに見ているナナだったが、内心ではかなり焦っていた。
(や、ヤバイ、会話が続かない。この人、確か
龍の
(
・・
)
にーちゃん
(
・・・・・
)
だよな?違ってたらどうしよう、12年前の事なんかほぼ覚えてねぇよ。ってかなんでここにいるんだ?そもそもなんで俺はあの時会話をぶった切ったんだ?すっげぇ緊張する……でも、この人俺のこと知らないんだよな……この世界じゃ、俺には会ってないはずだから……)
「そ、それにしても…部屋暗くないか?」
「え?」
「カーテン開けるぞ」
城戸はリビングの窓のカーテンを開けようとする。
「だ、駄目!」
いきなりナナが大声をあげた。城戸はポカンとナナを見る。それも当たり前だ、カーテンを開けようとしただけで、これだけ怒鳴られたのだから……。
「……すみません…俺、窓とか嫌いなんで……」
「あ、いや……何か理由があるのか?」
「……」
「俺で良かったら相談に乗る!」
城戸はナナの目を見てそう言った。
ナナは堪えきれず笑った。
なんだよ……と少しムッとしている城戸を見て「この人は龍のにーちゃんだ」と確信した。
「すみません、城戸さんはいい人ですね」
「いい人?」
「ギョーザ、作りましょう。油島さんがビックリするくらい美味しいの!」
───…
「ちょこまかと……!」
「だから、芳樹!頭に血が上りすぎだって!」
龍騎はあのモンスターを追いかけていた。
その後をおうライアは息を切らしている。もうずっとこの調子なのだ、無理もない。
「あいつには三つの罪がある……俺を負かしたこと、俺を苔にしたこと、俺の昼食時間をめちゃくちゃにしたこと……」
こうなった龍騎は止められないことをライアは長年の経験で
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