二十二話 脱出(メモリー)
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、姉と会いたいとか思う方か?」
智也は急にそんな話をした。
姉の話はしてあった。
「・・・まあな。 消息不明らしいけど。」
姉とはあの時いらいあっていない。
「・・・実はな。 こないだ俺の母の友達が…」
たまたま手に入った情報らしい。
「うそだろ? 姉の名前は言ってたか!?」
と広翔がそうと言いかける。
「ああ、美咲 加奈、って言ってたと思う。」
そう智也は言った。ー
ーーー
「・・・母の友達に会えないか?」
しばらくの時間の間をとってそう言った。
「会えるけど… まあそんな慌てるなよ。 ここから遠いし。」
「・・・そうだな。」
疲労は限界を越していた。しかもビショビショ。
真夜中だったので今日はそこで睡眠をとった。
・・・・・・
「へっ、へくしゅん!!」
という智也の合図で目が覚めた。
「・・・・はぁ〜」
広翔はそんな大きなあくびをしてしばらく海を見ていた。
今何時なのだろうか。と思いながら、考え事をしている。
はやく姉に会いたいという気持ちでたくさんだった。
「・・・おーい。」
広翔は智也の肩を揺さぶりながら起こす。
いびきをかいていた。
「・・・? もう少し寝かせてくれ…」
と智也は寝起きの口調で言った。
「・・・わかった。 少し街を見てくる。」
広翔は智也にそう言い、街へ出た。
・・・・・
まだ早朝らしい。24時間のコンビニくらいしか空いてない。
スーとしは空気が街に漂っていた。
「・・・ここ何処だろう。」
4,5年軍の中に縛られていた広翔は全く知識がなかった。
そこには看板があった。
「な、…こや、エリア?」
……
漢字で書いてある。
【名古屋エリア】と。
そう、広翔は小学2年生から勉強をしていないのだ。
日本軍の主力だった広翔は戦場に行ったりと、そんなんな生活だった。
漢字などほぼ読めないのであった…
「ま、いいか。」
まだまだ店が開きそうにない。
街の中を適当に歩いていく…
・・・・・・
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