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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第九五幕 「必然たりえぬ偶然は」
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ジョークは、緊急通信によって唐突にさえぎられた。無線機類からスピーカーの音が割れるほどの音量で飛び出た怒号。それは、聞きたくはなかった最悪の報せだった。
『こちらデルタ1!!あさがお部隊、応答せよ!!クソッ・・・信じられん!ISだ!!未確認のISが学園の護送車に奇襲をかけてきた!!
護衛対象
(
ベルーナ
)
が攫われた!!応援を求む!!繰り返す!!未確認のISが・・・』
「・・・・・・加藤」
「か〜と〜・・・」
「じ、自分の所為ではありませんよ!?偶然です、偶然!!」
「そんなことはいい!あさがお部隊、スクランブル発進、急げ!!」
後にあさがお部隊最初の難事件として語られることになる、長い長い一日の始まりだった。
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