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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第九五幕 「必然たりえぬ偶然は」
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ょっとぼうっとしてて・・・」
「こうなったら東京にミサイル2341発発射させて第二白騎士事件起こして、いっくんの白式を遠隔操作して事件再現しちゃうもんね・・・」
「さらっとテロ予告してるー!?洒落にならないからマジでやめてください!!何でもしますから!!」
結局一夏は白式のフラグメントマップを開示することでなんとか束の機嫌を取ることが出来た。なお・・・
「ん?」
「今」
「何でもするって・・・」
「引っ込んでろおバカ軍団!!」
すぱぱぱーん!!・・・と響くハリセンの爽快な音。どうしても何かボケないと気が済まないらしい生徒たちはモブ子の一人、ツッコミ少女によって黙らされていた。どうやら妖刀覇璃閃は今宵もツッコミに飢えているようだ。
「ぐふっ・・・」
「い、いつのまにハリセンなんて用意してたの・・・」
「アンタらと付き合っていくためには必要だと思った。それだけよ・・・・・・灼熱の砂塵に埋もれて果てなさい」
「見事な対応だと感心するがどこもおかしくはない」
周囲に翻弄されていた未熟な彼女はそこにはいない。いるのは、逆光に受け止めた背中で語る少女の一回り成長した姿だった。彼女はこれからも変人だらけのこの世界を生きていく。頼りになる
相棒
(
ハリセン
)
を片手に・・・・・・
そしてそんなよく分からない成長を遂げているツッコミ少女を尻目に、一夏は束の機嫌をとることに成功していた。「こういうのは一夏に任せるに限るね!」と屈託のない笑みを見せるユウに色々と言い返したい一夏だが、ユウはこの手の事態が本当に苦手である。
そもそもユウの女性友達の殆どが中学時代の不良状態から更生までのスパンで出会った不良少女のみ。しかも小学校時代はジョウの過保護の行き過ぎで友達自体少ないという体たらくであり、一番近かったのが男勝りの鈴ではそうなるのも無理はない。
IS学園に入ってからは大量の女子が周囲にいるから少しはましになったものと思っていたが、年上相手ではそうでもないようだ。
(でもユウの苦手意識って、癒子ちゃんに向けてるのと年上相手に抱いてるので微妙に違うような・・・?)
取り敢えずユウが束相手に緊張しているのは分かったが、一夏にはそれ以上は分からなかった。
「えっと、初めまして。浅間結章と言います」
「ん、知ってるよ。IS合体攻撃の第一人者の一人だね!束さんがIS関連で後れを取るなんて一生モノの不覚だよ?」
「「「いやぁ、それほどでも・・・」」」
ユウ、鈴、簪が同時に照れ顔で頭を掻いた。ユウはまだしも残り二名は呼ばれてないのにのこのこやってきている辺り、何とも乗せやすそうな連中である。IS開発前から束を知っている一夏は実感がわかないかもしれないが、3人にとってIS開発の母である束は雲の上の存在(ユウは『ノ
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