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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第56話 ゆりかご攻略戦
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「うわっ………凄い威力………!!」
「誰の攻撃!?」

ゆりかごに向かうヘリの中、突然起きた巨大な砲撃を見て、ユーノと真白は呟いた。

「恐らくキャロのヴォルテールだろ………全く、気弱な顔してもの凄い攻撃をするよな………」

と横になりながら呟くエローシュ。

「エローシュ君、大丈夫かい?」
「ええ。ここに来るまでで充分休めました、後はエクスもいるし大丈夫です。………それよりもユーノさんこそ、無限書庫の方は………」
「あっちもちゃんと魔導師がいるし大丈夫だよ。それに元凶をどうにかしないと解決しないしね。………エローシュ君、真白ちゃん、済まないけどこの世界を頼んだよ」
「はい、任せてください」
「が、頑張ります!!」

そう言ってエローシュは立ち上がり、ヘリのドアを開ける。

「エローシュ君………」
「俺よりもはやて隊長達だ。………エンジェルソングが発動したらゆりかごを止める所じゃなくなる………早く対策を………」
「先ずははやて隊長の所だね………」
「ごめん真白ちゃん、俺は戦えないから足を引っ張るけど………」
「ううん、私嬉しいよ。今まで助けられてばっかりだったエローシュ君を今度は私が助けられるんだって思うと」
「真白ちゃん………」

頼もしくなった真白の背中を見て、思わず笑みがこぼれるエローシュ。

『さっさと行くぞ』
「あ、ああ!!じゃあ急ごう!!」

そしてエローシュ達も戦場へと向かう………























「さて、戦闘が始まったね。ホムラ君、もう起動出来るのかな?」

ディスプレイで外の戦闘の映像を見ながらクレインが呟いた。

「聖王器の使い手が4人。………あの桐谷って子がまさか最後の聖王器を持っていたなんてね。あの聖王器、様々な武器に変わるから見分けが付かないんだけど運が良かったわ。これでエンジェルソングの起動条件がそろった………」
「それにしても不思議だね、まさか5つの聖王器がエンジェルソングの起動キーだなんて………」
「本当は使用者の意志揃わないと起動しない様になっているんだけど、私が改ざんした影響で聖王器が揃っていれば私のパスコードで起動できるのよ。それで一番の懸念は残りの聖王器だったけどやっぱり律儀に持って来てくれたわね」

そう言って嬉しそうに侵入した桐谷の映像を見た。

「名前は何て言うんだい?」
「グラントの使う双剣………と言ってもその状況によって色々と変わるから一概に双剣と言えないんだけど、聖王器ブランバルジェ。それが名前よ」
「ほう………それで今は彼のデバイスとして動いているわけだね」
「グラントの聖王器は戦争で私が壊して封印したはずなん
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