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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第56話 ゆりかご攻略戦
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や!!」
既に大悟は魔力の集束に入っていた。最初こそスムーズにいくのだが、だんだん集束が進んでいくと、その魔力を暴発させずに束ね続けるのに時間がかかる。だからこそ、集中し続けられるように大悟を守らなくてはならない。
(そしてその暴発が始まればその周辺100m以上はSSSランクの魔力に飲まれる事になる………加奈ちゃんがもしもの時は被害が広がらないようにしてくれると思うんやけど、それでも近くで守っている私達はただではすまへんやろな………)
はやての部隊の志願兵の魔導師達、そのほとんどが大悟がいた武装隊の隊員だった。その数30。相手の数は少なくとも100以上を超え、その数倍だと予想されているなか、進んではやての部隊に入ってくれていた。
「大悟、隊長は本部指示、で本局の防衛に回されてこれねえが、俺達が変わりにしっかり守ってやるから」
「だからあなたは魔力の集束だけに集中してなさい。加奈もちゃんと大悟の事見てるのよ?」
「はい、分かってます」
「先輩達、よろしくお願いします!!」
大悟の言葉に深く頷いて自分の位置へと戻る隊員達。
(人数は少ないけど実力は管理局でも上位の部隊………なんて頼もしいんや………回してくれた大悟の部隊長に感謝やな)
他の班も彼の働きによって集められた武装隊のメンバーが殆どであった。
そんな気遣いをしてくれた大悟の部隊長に心から感謝しつつ、他の部隊の状況を確認する。
「地上部隊はどうや?」
『私達は配置OKです』
『ベーオウルブズも完了した』
「了解や。………エローシュのアホはまだ来とらんみたいやな………仕方があらへん、もうのんびり見ている暇もないんや………」
そう呟いて一呼吸置く。
そして………
「ゆりかご攻略戦、開始!!!!」
各部隊に聞こえるように念話と共に伝えられ、戦いが始まった………
「よし、行くぞ!!」
作戦の最初の段階として必須とされているのが突入組の潜入。先ずこれが出来なければ何も始まらない。
「敵、全面に展開、ゆりかごからの砲撃も開始されました!!」
フェイトの部隊にいるフリードに乗ったキャロから皆に伝えられる。
何も無い空間から現れるブラックサレナ、そして更に突撃に特化された戦闘機に近い巨大なバリアアーマーも現れた。
「別のタイプのブラックサレナ!?」
「どっかで見た奴だな。確かバリアフィールドを張って突撃してくる奴だ」
そうバルトが思い出しながらバルバドスを構える。
しかし攻撃を始める前、ゆりかごから大量の機械人形らしきものが大量に出てきた。
「これは………ガジェットです!!その数およそ500以上!!まだ増えていま
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