第15話 勝手にしやがれ!!
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た。
「何あれ・・・あんたの仲間?」
と、ルーシィは傍で倒れているセリアに尋ねた。
「あんなの知らない・・・!」
「その紋章・・・竜巻の踊り手か」
「竜巻の踊り手?」
「闇ギルドだ」
「ぐへへへ・・・お前らか?エリゴールを倒したって奴等は」
エリゴールの名を聞き、ルーシィは驚く
「エリゴールを知ってるの!?」
「もちろん、俺様の一番のライバルであり、親友でもあった。それが正規ギルドの魔導士に負けちまったとあっちゃ黙ってはおれんのよ」
ポーズを変えて、言葉を続けるゴルゴッチ。
ちなみにポーズを変えるごとに部下もポーズを真似て変えている。
「デリオラを復活させようとしていると情報を掴んだ俺は、デリオラの力を使い仇を取ってやろうと思っていた・・・だが順番が逆になりそうだな。」
「待て、貴様らはデリオラをいただくと言ったな?」
「ああ言ったさ」
「そんなことができると思えんが?」
エルザに問われ、またポーズを変えた。
「お前らまさかデリオラを倒して力を奪うって思ってないか?違うぞ、デリオラを使役し俺様の手足となってもらうのさ!」
ゴルゴッチは、デリオラを操り意のままにしようとしている。
その事実にルーシィ達は目を見開いた
「デリオラを使役!?そんなことできるわけないじゃない!!」
「お前らが知らないだけさ、デリオラの様な悪魔を使役する魔法は存在するんだよ」
「それを聞いたら、なおさら貴様を通すわけにはいかなくなったな」
エルザ達は武器を持ち、ゴルゴッチ達に向けた。
「デリオラは復活しない・・・ナツとグレイが必ず止める」
「なら俺様が月の雫の続きをしてやるさ」
「そんなこと、あたし達がさせないわ!」
「ほう・・・風の魔法検定一級を持つこの俺、風斬りゴルゴッチとやろうっていうのかい?御嬢さん達?」
ゴルゴッチは歯をきらめかせながら自慢げに話した。
「風斬りゴルゴッチ!?」
「え、知ってるのラスト?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いや、知らん」
ラストがそう言った後、ルーシィとハッピー、エルザ
ゴルゴッチ達が一斉にずっこけた
「知らないで驚いてたのアンタ!?」
「ま、まあ確かに私も知らん」
エルザにも知られてないことに、ゴルゴッチは口をあんぐりと挙げてショックを受けていた。
「エルザとラストに知られてないってことは、大したことないんだね」
ハッピーがとどめにそう言うと、さすがに怒ったのかゴルゴッチの顔が強張る
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