見切り発車な第一話、とのこと
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を整え、正拳を放とうと力を溜め、氣を纏わせる。
そして――――――
「……崩k――ムグッ!?」
――――――及川が拳を放つ寸前に突如、蒼い髪が及川を雁字搦めにする。
『………ダメ、それやったら、相手が武術家として死ぬ』
「そこまで! 勝者及川!! やり過ぎだこのボケ!」
「ハッ! つ、つい」
『………そう。姉貴』
迦楼羅は及川の言い訳にそう呟いた後、一刀の方を見る。
「ああ。スミマセンが俺と迦楼羅は日を改めさせて頂きます。相手の力量も測れない雑魚ばかりの時に入部しても意味無いですから」
一刀がそう言うと迦楼羅は及川の拘束を解き、及川は一刀達の元に来る。そして3人揃った所で出入り口に向かって歩き出す。すると――――――
「ま、待て! 私はまだ負けてなど!」
――――――そう言って及川に掴み掛ろうとする銀髪の女子生徒。しかし、突如視界の端に脚が見えたので目の前に腕をクロスさせて防御するが、脚を凌ぎきったら今度は投げ飛ばされ、背中の中央を指で抑え込まれて立てずに姥貝ている。
「あのさ。あんた、負けてないとかどの口が言うの? オレ達の前に自信過剰で弱っちい奴がどれだけ入部希望して来たか知らないけどさ。あれが真剣の殺し合いならあんた死んでたけど?」
『…………ねえ、ホントに入らなきゃダメ?』
「一人で登下校するってんなら良いぞ」
『…………テスト受ける』
そんな短い会話を交わすと迦楼羅は拘束を解き、3人は寮に戻った。
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