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武器の御遣い番外編 現代パロ〜学園物語〜
見切り発車な第一話、とのこと
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すかな?」


 3人に近づいてきた女子生徒はそう言いながら一刀と及川の顔を見る。


「そうだよ。あと、こいつも」


 そう言って一刀は後ろに隠れる迦楼羅の襟首を持って猫の様にブラブラさせる。


「ッ!? 気付かなかった」


 何が理由で。とはあえて言わない。だが迦楼羅は身長の事を遠回しに指摘されたと思って(実際そうなのだが)一刀の手から降りてまた後ろに隠れる。


「どの部活も入部にはそれぞれ入部テストが有るって聞いたんだけど」


 一刀がそう言うと、女子生徒はなんとも言えない笑みを浮かべた。


「武術部の入部テスト内容はいたって簡単。部員の誰かと試合をすればいい。但し、余りにも弱いと入部を断られるからな」


 女子生徒はそれだけ言うと振り返って手を2回叩く。すると試合をしていた2人や、まわりの部員の視線が集まる。


「今日43・44・45人目の入部希望者だ!! 誰か相手をしたい者はいるか?」


 女子生徒がそう大きな声で叫ぶと、他の面々(一部除く)はうんざりした表情を浮かべる。どうやら一刀達の前に来た入部希望者達が余程弱かったらしい。


「私が相手をしよう」


 そう言ったのはさっきまで武道場の中央で試合を行っていた2人の内の1人であった。短く切りそろえられた銀色の髪が特徴的なその女子生徒は、手に持っていた大斧を壁に立てかけると木刀を一つ手に取る。


 その女子生徒は木刀を片手で二、三回振り回すと、武道場の中央へと戻った。


『………ねえ』
「多分迦楼羅の考えてる通り、1人で十分って意味だと思うよ」
「豪い自信やな〜。カルー、バンテージ持っとるか?」
『…………ん』


 静かに服からバンテージを取り出して及川に渡す。武術部の面々は迦楼羅の仮面に驚いた表情をする。


「おおきに。ほな、始めよか」
「なんだ、貴様一人か。3人同時に掛かってきても良いのだぞ?」
「はぁ? こないな事言う奴が居る部活とか、大丈夫なんか? 武術部は。もしかして思っとったよりレベル低いんか?」
「何だと!? 貴様我らを侮辱するか!」
「侮辱も糞も無いわ。それよか、早よ始めようや」
「貴様、もはや許さん!」
「上等や! かずピー! 合図頼むわ!」


「ったく、熱くなりやがって。………始め!!」


「ハァァァァァァぁ!!!!!!」


 合図と共に試合が始まった。銀髪の女子生徒は開始と同時に雄叫びを上げながら木刀を振りかぶって及川との距離を詰める。

 そして振り上げた木刀を及川めがけて振り下ろす。

 が、及川は体を後ろに倒し、両手で支えると右足を思い切り上げて木刀を蹴り飛ばす。


 そして直ぐに体制
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