見切り発車な第一話、とのこと
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んじゃないか?」
『……それでいい』
そう短く会話を交わすと3人は武術部の有る方向へ歩いて行く。
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――超武道場――
少し歩いて武道場に着き、3人は室内に入ろうとして出入り口の扉に手を掛ける。すると後ろから声を掛けられた。
「北郷義姉弟に及川。久しぶりだのう」
「「理事長。お久しぶりです」」
『……卑弥呼先生久し振り』
突然のことに少し驚きながらも、3人はフランチェスカの新校長であり、小学校からの知り合いである『狭間 卑弥呼』に挨拶をする。
「うむ。終業式以来じゃの。そうじゃ、ついでだから学園長を紹介してやろう。おい!! 貂蝉よ!!」
「そんな大声出さなくても聞こえてるわよん。あら、その子たちは誰?」
卑弥呼に貂蝉と呼ばれて腰をクネクネさせながら近づいてきた人物こそ、この聖フランチェスカ学園の理事長である『渡辺 貂蝉』である。
「ふむ。以前にも話したであろう北郷義姉弟と及川じゃ。北郷義姉弟の義姉の名は北郷 一刀、義弟の名は北郷 迦楼羅じゃ」
『「「(……)初めまして」」』
「どぅふふ〜♪ 渡辺貂蝉よ。貴方達が噂の3人組ねん」
『……噂?』
「あらん? しらないの? 貴方達結構有名人よ? 確か、技の及川、知の一刀。後、虎牢関の迦楼羅って」
「ほえ〜、知らんかったわ。それよか、なんかこう、こそばゆいもんが有るな」
「全くだな」
「ガッハッハッハ!!お主等らしいのぅ。それはそうとお主等、武術部に入るのか?」
『………(コク)ん。卑弥呼先生と貂蝉先生は何処か行くの?』
「ワシらも武道場に行くのじゃ。貂蝉が武術部の顧問で、ワシが副顧問じゃからな」
「卑弥呼の言う通りよん。だからなにか困ったことがあったら気軽に声をかけてねん♪ それじゃあ3人共、私達は先に行ってるわねん」
そう言って貂蝉と卑弥呼は武道場に入って行った。
「さて、じゃあ俺達も入るか」
「せやな」
『………………』
迦楼羅は無言で一刀の後ろに隠れる様に立つ。
「そないに縮こまらんでも」
それを見て及川は苦笑していた。
「はああああああああああ!!」
「せい!!」
武道場の中央では2人の女子生徒が試合をしており、まわりでは他の部員数人がその試合を見守っていた。すると、見守っていた部員の1人が一刀と及川(迦楼羅は隠れている為気付かれていない)に気がついて近づいてきた。
「ふむ。入部希望者で
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