見切り発車な第一話、とのこと
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「同じく。そこの掲示板にクラス分けが書いてあるっぽいな。え〜っと。3人共A組だな」
「お! かずピー達と一緒か。よろしく〜♪」
そう言っている間に迦楼羅は張り出されたクラス名簿全てを手帳に移し、手帳を閉じる
「さて、カルーのメモも終わった事やし、記念館とやらに行こか」
3人は事前に郵送されてきた学生手帳の地図を開いて、始業式が行われる記念館の場所を確認すると、適当な話題を話しながら記念館へと向かった。
3人が記念館につくころにはほとんどの生徒が到着しており、クラスごとに決められている席にへと着席していた。一刀達3人も空いている席を見つけ、そこに座った。
『………終わったら起こして』
そして迦楼羅は座るや否や、終わったら起こすように一刀達に頼むと直ぐに寝てしまった。
一刀と及川はそれを呆れた表情で見ると、視線を壇上へと向ける。
暫くしてから始業式が始まる。新校長と理事長の挨拶が終わって学園関係者の話が終わり、意外にもほぼ全ての生徒が歌った校歌斉唱が終わる。
新校長、理事長が登場したときは少しは騒めくとも思われたが、どちらの生徒も見慣れている為か、騒めくことはなかった。
そして始業式が終わると同時に各生徒は自身のクラスへと向かう。一刀も直ぐ傍で熟睡している迦楼羅を背負う。
「何や。起こさんのか?(ズルいでかずピー)」
「迦楼羅が簡単に起きないのは実証済みだ(早いもん勝ちだ)」
どうやら起こすのが面倒だったらしい(視線で何やら威嚇し合っているが)。二人は足元に置いてあった自身の荷物を持つとそのまま記念館を出て教室に向かった。因みに迦楼羅の荷物は及川が持っている。
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「え〜。では今日はこのまま各自自由に部活動見学へと向かってください。すでに部活動を決めている方はそのまま部活動に参加して結構です。尚、委員会等については後日決めるための時間がありますので、各自所属する委員会を考えて置いて下さい。委員会の数から言って一人最低一つの委員会に所属してもらうことになると思います。あぁ後、部活・委員会共に掛け持ち可ですので」
担任はそう言って教室から出て行った。生徒達も仲の良い者同士で教室を出て行く。無論一刀等3人も荷物を持って生徒に交じって教室から出て行く。
「ワイは特に興味のある部活動とかは無い。かずピー、カルー。どないする?」
『………何処でも良い』
「あ、なら武術部なんてどうだ? 一応オレも及川も何かしら武術やってるし。迦楼羅には丁度良い
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