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ファンタシースターオンライン2 蒼穹の剣士
第二十二話 生徒会選挙
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エアリィ「あら?本当に同じ顔ですわね?で、その人が蒼穹の剣士ですの?」
ハドレット「そうだよ、こちらはジルベール・ナハト…僕の従兄弟だ」
ジルベール「…」
セルベリア「…」

ハドレット「あ、あれ?ジル?」
エアリィ「セルベリア様?どうされました?」
ジルベールとセルベリアがお互いの目を見つめ合っている

セルベリア「ふむ…どうやらお前も他の男とは違うな…」
ジルベール「流石…SSランクのセルベリアは…目付きが違うな…氷結の女王と呼ばれる訳だ」
エアリィ「ちょ…あんた!この方に対してタメ口なんて…」
セルベリア「エア…やめなさい…」
とジルベールに突っ掛かるエアリィを止めるセルベリア
エアリィ「で、でも…」
セルベリア「この男はそれなりの実力がある…流石…ナハト家当主ね」
ジルベール「それほどでもない…で、用件は?」

セルベリアは立って、右手をジルベールに差し伸ばした

セルベリア「私の…生徒会選挙を手伝ってほしい」
ジルベール「生徒会選挙?」
ハドレット「そう、セルベリアはこの学年の学級委員長…つまり次期生徒会長に選ばれる可能性があるんだ」
エアリィ「生徒会長になれば、全ての生活における行動が、誰よりも優先されるのよ」

そうこの学校の生徒会長は所謂生徒達のトップなのである
全ての生活における行動は、生徒会役員に優先される…これはハルシオンの校則の一つなのである
ジルベール「あの下らん校則の為に生徒会長になるってのか?」
セルベリア「違う…私は…あの校則を廃止したいのだ…」
ジルベール「何?」

セルベリア「あの校則を制定したのは…今から五年前の生徒会長が独断で決めたのだ…それ以降、生徒会役員と一般生徒との格差が生まれ、生徒会役員は優遇されるばかり…バカでも卒業が許されるほどになってしまった…だが…私はその様な事は許さぬ、あの校則を廃止して、平等にしたいのだ」

ジルベール「…」
ジルベールはセルベリアの話を真剣に聞いていた…
ジルベールはこう言う差別は専ら嫌いで、この世に差別はあってはならない…
しかし、この学校はその差別を当たり前にしているのである

ジルベールの決意は固まった

ジルベール「協力しよう…」
セルベリア「む?」

ジルベールはセルベリアの手を握り

ジルベール「お前の夢、俺が支えてやろう…何れだけ役に立つか解らんが…猫の手ほどは役に立つつもりさ」
セルベリア「いや…貴方なら猫の手所か良い人材を手に入れた位だ…感謝する…ジルベール・ナハト…宜しく頼む」

ジルベール「ああ、此方こそ…」



しかし、この学校の生徒会長となるには票数を多く取らなければならない
ジルベール「選挙ってのは…全校生徒の投票なのか?」
ハドレット「いや
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