暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
5ー不安な5発目
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とりあえず、菊岡さんとの会談を終え、俺はALOにログインしていた。

「スノーさん!領内の収入など…」
「スノーさん!他領からの会談が…」
「領主!楽器が高いと苦情が…」

領主の仕事!忙しい!なんだろう…とりあえず政治家の人達。大変なんですね。ごめんなさい。
そんな事考えながら。俺はある秘密兵器を用意していた。

「クラリス…!頼んだよ!」
「任せて!スノーお兄ちゃん!」

俺の横にはSAO時代に助けた少女。クラリスがいた。実はクラリス。俺の父さんの病院に入院していて、本名は…

柊未来(ひいらぎみらい)だったよね。」
「スノーお兄ちゃん…リアルの名前は禁止だよ!それより…」

クラリスはキッと前を向くと。俺の領主の仕事を見たかと思うと。

「こっちに領内領収書を作っておきました。ご確認ください。」

クラリスがさっと、領収書を出し。

「会談は私がスノーお兄ちゃんの代行で行きます。ケットシーとの同盟会談ですよね?了承の手紙を出してください。」

テキパキと物事を決め。

「楽器の値段に関しては、下げることを努力するという貼り紙にプーカ領の掲示板に出しておいてください。」

的確に指示を出す。
このクラリス。実はこのような経営に関しては天才的な実力を持っていた。
…こらそこ!頭の出来が違うとか言わない。

「ありがとう!クラリス!」
「別にいいよ!スノーお兄ちゃんの頼みだし。」

おお…なんというハイスペックな子なんだろう…妹にしたい。
そんな願望を考えつつ。…ロリコンではない!断じて。まあ、可愛いけどね。

「それよりいいの?キリトさんとダンジョンで会うんじゃないの?」
「は??」

忘れてた!これはまさに…。

「ドラエモーン!どこでもドアだしてよー!」
「急がないと駄目だよ!スノーお兄ちゃん!」

クラリスにそんな事を言われながら、俺は慌てて待ち合わせ場所のダンジョンに向かって行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「キリト君とスノーALO辞めちゃうの??」
「いや、そういう訳じゃないんだけどね〜?」

俺はいつもどうり笑顔で手を振りながら否定した。
待ち合わせのダンジョンにて空中に浮いている浮島でキリトのコンバートについてキリトの鬼嫁?アスナにキリトのGGOコンバートについて説明していた。ちなみに下では、リーファ、シリカ、リズがモンスターと戦っていた。…うん。下の方々はなんか負け犬オーラが出てる気がする。ちなみにキリトはアスナの横で寝ている。その上にはユイがいる。
俺は笑顔を崩さないで説明をし始めた。

「いや〜、今俺GGOのアバター持ってるんだけど。それ関係の仕事が菊岡さんから頼まれちゃって
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