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戦国異伝
第百七十五話 信長着陣その六
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かったわ」
 苦々しい顔で頷いた元親だった。
「ではな」
「疲れている者は休めましょう」
「動けぬなら仕方ありませぬ」
「動ける者だけで戦いましょう」
「致し方ありませぬ」
「そうじゃな、ではな」
 元親は自ら槍を取って言った。
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