第十九話 友人と仲間その九
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いることも僅かだよ、だからね」
「錬金術もですか」
「そう、実際に石を金に変えてもね」
例えを出し手の話だった。
「それも有り得るかもね」
「若しそんなことが出来たら」
菊は目を輝かせて言った、いささか金というものへの思い入れもそこに見えている。
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