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ドリトル先生と伊予のカワウソ
第五幕その七
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飲んでからです。 
 先生と加藤さんにです、微笑んでこうお話しました。
「ではこの店のお金はわしが払っておく」
「いえ、それは」
 加藤さんは長老さんの今の言葉に少し驚いて言いました。
「あまりにも」
「いやいや、先生さん達はお客さんじゃ」
「だからですか」
「加藤さんも彼等もじゃ」
 長老さんは微笑んで今も先生の周りにいる動物達を見ました、勿論彼等もお茶やお菓子をとても美味しそうに楽しんでいます。
「だからな」
「それで、ですか」
「うむ、お客さんに払わせる訳にはいかぬ」
 お店で飲んで食べたその代金をというのです。
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