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機神呼嵐デモンベイン
第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第4話「困った時は魔を断つ剣を執れ!」
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 そうつぶやくのが精一杯だ。ブラックロッジの破壊ロボより、よっぽど危険だゾ。どうしろってんだ、こんな・・・。
 こんな破壊神(バケモノ)!!!
「冗談じゃ・・・冗談じゃねぇゾッ!!!」

 思えばこの時から総てが決まってたんだゾ。・・・オラがアルに会った事も、地下でデモンベインを見つけたのも。アル曰く、運命がオラに戦うべき道を指し示したからだという。
 そう、これはアーカムシティの運命をかけた。・・・否、この地球、もしかしたら全宇宙の命運を左右するかのような、大きな戦いの道。オラはその事をまだ知らない・・・。

Side Out

−アーカムシティ上空1000メートル。
「やはり・・・今回もこうなったか」
 そう呟きながら少年は月を背負い、夜空に浮いていた。彼の名はマスターテリオン。ブラックロッジを束ねる大導師。
「そう、総ては運命の輪の中に・・・」
 そういいながらマスターテリオンはわざとらしく両手を広げ続ける。
「さぁ、踊ろうあの忌まわしいフルートが奏でる、狂った輪舞曲の調べに乗って。・・・ヒロインは貴公だ、アル・アジフ」
 誰も居ない虚空で、マスターテリオンは嘲るような愛おしむような笑みを浮かべるのであった。

第一部 END.

第二部『THE OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』に続く。
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