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機神呼嵐デモンベイン
第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第4話「困った時は魔を断つ剣を執れ!」
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オラがそう言葉を吐いた瞬間、何かが頭に入ってくるような感覚が・・・コレは一体?
「意訳完了!レムリア・インパクトとやらの術式だ、いわゆる必殺技とかだな」
「なるほどね。大体分かった。・・・すぅ・・・」
 息を吸い込み、集中する。自分の意識を世界に宇宙に一体化させる。感覚が研ぎ澄まされ、魔力がデモンベインからオラとアルに伝わってくるのが分かった。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」
 カッと目を開き、咆哮。その咆哮にデモンベインが答える。両腕を交差させ、そしてそれを左右に広げながら下ろす。オラの両腕が、デモンベインの両腕が光り輝き、背には五芒星の印が光り輝く。エルダーサイン、邪悪なるモノをはらう印だ。
「光さす世界に、汝等闇黒・・・住まう場所無しッ!」
 右手を天に掲げ叫ぶ!その手には、必滅の輝き。
「渇かず飢えず・・・」
 デモンベインが駆けるッ!その必滅の輝きをまとった右手を振り上げ・・・、
「無に帰れェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッ!!!!」
 破壊ロボに叩き付けた!
「レムリアァァァァァァァァァァァァァ!インパクトォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
 そして、その必滅の輝きは破壊ロボを焼き尽くし、包み込み陵辱していく・・・そして・・・。
「昇華ッ!」
 アルの声と共にデモンベインを下がらせる。それと同時に、総てを無に帰する程の光が辺りを埋め尽くした。

SIDE OUT

「何と言う威力・・・コレはまるで鬼械神!?」
 デモンベインが破壊ロボを昇滅させるその瞬間を、メタトロンとサンダルフォンは、しかと見た。二人とも、己の躰を震わせる戦慄を隠し得ない。
『ドクターは敗北したようだな。サンダルフォン、撤退せよ』
「ッ!大導師(グランドマスター)・・・しかしまだメタトロンが・・・」
 脳裏に響く声にサンダルフォンは言葉を返す。
『命令だ。撤退せよ』
「クッ・・・!メタトロン、その命預けるぞ」
 命令に逆らう事は出来ず、捨て台詞を残して、去るサンダルフォン。だが、メタトロンは追わなかった。ただ取り憑かれたように、炎を見下ろし佇むデモンベインを見つめ続ける。
「デモンベイン・・・コレほどまでとは・・・。いや、コレほどまでの化け物出なければブラックロッジとは戦えない。・・・そう言いたいのか?覇道鋼造・・・」
 メタトロンの問いに答えるものは誰も居ない・・・。

Side 神之介

 オラはただ、呆然と目の前の光景をただ見ていた。もう、何と言うか頭が現状に追いついていない。
「ふむ、中々やるではないか初めてにしては上出来だな」
 そんなアルの暢気な声が聞こえてくるが、オラは答えることは出来ない。
「・・・何だよ、これ」

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