第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第4話「困った時は魔を断つ剣を執れ!」
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つもりなんですか!?その機体は覇道財閥の所有物です!!!」
『うむ、そう思い質問に来たのだ。このデモンベイン・・・兵装項目が未分化してるのだが・・・』
「質問を質問で返さないで下さい!!人の話を聞いているの!?」
『そんな大きな声を出さなくても聞こえているぞ小娘。なんでもいいから適当な攻撃呪法を教えろ。後はこっちでやる』
「こ・・・小娘ですって・・・そう言う貴方こs「どなたかは存じませんが、それで破壊ロボを斃す事が可能なのですか?」ウィンフィールド!?」
段々と、単なる口げんかになりそうなアルと瑠璃の口論を割って入り、ウィンフィールドが問いかける。反感を隠せない瑠璃にウィンフィールドは答える。
「司令、火急の事態です!この場は彼女達に託してみましょう」
「勝手な事は許しません!デモンベインは、お爺様が総てを賭して作ったロボットです!何かあったら・・・」
「だからこそです!だからこそデモンベインを信じてください!あの大旦那様が作り上げられたロボットです!あんな鉄屑如きに敗れる道理はありません!!!」
ウィンフィールドの言葉に、瑠璃は返す言葉が無い。そこへ、アルから声がかかる。
『所で汝等、悠長に議論しているがそう暢気に構えていられる程、コイツは頑丈なのか?』
モニターでは、破壊ロボの攻撃を必死にガードしているデモンベインが・・・。
「こういった場合・・・、使える呪法はアレしかあらへんな・・・第一近接昇華呪法『レムリアインパクト』」
『レムールキツネザル・・・?何だソレは?それで何とかなるのか?』
アルの問いに、ウィンフィールドは答える。
「レムリアインパクトです。レムリアインパクトは強力な反面危険である為、二重のロックが施されています。発動には司令の決断が必要です」
『面倒だな・・・。おい、小娘発動を承認しろ!!後は妾達が何とかする!!!』
「司令!」
ウィンフィールドはモニターから瑠璃に視線を移す。発動を承認するかどうか、迷う瑠璃。待ってください!と、ソーニャから静止の声がかかる。
「レムリアインパクトはこちらの制御も必要ですし、まだ一度も起動テストをしてません!」
「もし制御に失敗すれば、アーカムシティが消滅する危険性があります」
マコトからの声もあり、瑠璃の迷いに拍車がかかる。そうこうしている内にもデモンベインは破壊ロボの攻撃に晒され続けていた。
『汝ら!いい加減に早く決めろ!』
アルの言葉とデモンベインを見ながら、瑠璃は亡き祖父覇道鋼造が残した言葉を思い出していた。
−誅すべし、ブラックロッジ。
汝、魔を断つ剣と為れ!
「お爺様・・・」
呟く瑠璃の貌に迷いは無かった。司令として、祖父の意志を継ぐ戦士としての貌がそこにあった。
「ヒラニプラ・システムを発動。言霊を暗号化。ナアカル・
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