第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第4話「困った時は魔を断つ剣を執れ!」
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。・・・不幸だ。
Side Out
「う・・・うぐぐぐ・・・一体何が・・・?」
突然何かに吹っ飛ばされビルに激突した破壊ロボのコクピットの中で、ドクターウェストは呟く。ひょっとしてメタトロンか?そう思いながら、破壊ロボのカメラを衝撃のあったほうに向けた。そこに映っていたのは人型の鋼。
「な・・・我輩の知らないロボットであるとォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!?」
外から眸は見えないが、それは真っ直ぐに意思を以って破壊ロボを見据えている。・・・果たしてそれはドクターウェストの錯覚とでも言い切れるだろうか?
−シティ上空。
熾烈な戦いを繰り広げていた2人の天使も突如出現したデモンベインに気づいていた。
「あのロボット・・・真逆噂の・・・」
「『覇道鋼造』が作った対魔術師用の秘密兵器・・・?」
−所変わって、破壊ロボのコクピット。
「先ほどの一撃で駆動系の69%が損傷。・・・結構ガタが来ているのである・・・」
破壊ロボを起き上がらせながら、ドクターウェストは呟く。
「我輩のスーパーウェスト無敵ロボ28號スペシャルを上回るパワー・・・こんな事が・・・」
あってたまるか!そう思い拳を握り締める。認めない・・・このドクターウェストの破壊ロボを上回るロボットなどあってはならない!
ギャオオオオオオオオオオオオオオオオン!
「この我輩の破壊ロボこそ史上最強っ!あんなロボットなぞ、塵に変えてくれるのであるっ!!!!」
己を鼓舞する為にギターをかき鳴らし叫ぶ。それと同時に、コクピットのキーボードが開き、『押しちゃダメよん(はぁと)』と書かれたあからさまに怪しいボタンが出現した。
「これぞ最終兵器ジェノサイドクロスファイアー!!!これを喰らって生き延びたヤツはいないのであるっ!!行くぞッ!!」
そういいながらボタンを押したのであった。
Side 神之介
「ゲロは治まったか?」
「ん・・・まぁね・・・」
ゲロを全て吐き終え、一息つく。アルが咄嗟にエチケット袋を出してくれたのでコクピットをゲロで汚さずに済んだ。・・・さて、この後どうするか・・・?
「よし、神之介!彼奴は動けぬぞ。トドメを指すのは今だ!」
「・・・とは言っても、デモンベインにどう言うのがあるか知ってるのか?武器とか必殺技とかよォ」
「それは勿論・・・」
オラの問いに、アルはどや顔で答えようとして・・・、
「・・・・・・・・・・・・・・」
固まった。ものすごく気まずい雰囲気がデモンベインのコクピットに漂う。
「知らないんですな?全然からきし、微塵にも露ほどにも知らないんですな?」
「・・・うん」
オラの問いに、アルはどや顔のまま汗をだらだら流しながら頷いた。
「おい、ふざけんなよ。アレか?勢いだけで飛び
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