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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十一話
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ヴォルト達との練習を終え、僕は昼食の為に食堂に来たのだが…今現在、僕はメリアの作ってくれた料理を食べていた。
何故メリアが料理をしているかというと…まぁ、色々あったのだけど…彼女はある人に料理を教わり、それから少しずつだが料理に手を着けだしたのだがすっかり彼女の興味に入ったらしくこうして僕に料理を振る舞うようになってくれた。
因みに今日のメニューは玉子焼きと味噌汁、それとちょっとした野菜炒めだが、どれも本当に美味しく自然とご飯が進んでしまう。
僕の素直な返答を聞くと、メリアは嬉しそうな表情を浮かべた。


「うん…やっぱり美味しいや。ありがとう、メリア」


「…ん…衛司に喜んでもらえるなら…毎日だって作れる…♪」


僕の言葉に嬉しそうな表情のままそう答えるメリアに、僕も自然に頬が緩んでしまうのを感じた。
こんな表情が見られるのなら僕なら喜んで毎日作ってもらいたいくらいだ。
それにしても…こうしてみると…くの一姿にエプロンって…なんだか不思議と似合うものなんだなぁ…。


「…衛司…?」


「ん、あぁ…メリアはなんでもよく似合うなー、って思って」


「…そう…かな…。…だと…嬉しいけど…」


くの一にエプロンという未知との遭遇のような組み合わせの服装のメリアを見ていると僕の視線に気になったメリアが小さく首を傾げ、僕がそれに少し考えて言うと、メリアは自分の服装を確認しながらその場でクルリと回って見せた。
うん…やっぱりメリアはなんでも似合いそうだ。


「──ぁ、此処にいたんだ、衛司」


「ん…カノンノ…?」


暫くメリアの姿を見ていると不意に扉が開く音と声が聞こえ見ると、カノンノが立っていた。


「…カノンノ…どうしたの…?」


「メリアも居たんだ…えっとね…ウズマキフスベのドクメントを新しく採取する対象が見つかったから、それの採取をする為に人を集めてるみたいだから衛司達はどうするのかな、って思って」


カノンノを見てメリアが首を傾げて聞くと、カノンノは頷いてそう説明した。
そうか…ついに見つかったんだ。それなら人手はできる限り多い方がいいよね。


「うん、それじゃあ僕も手伝うよ。…ただもうちょっと待ってね、これ食べたらアンジュに参加申請に行くから」


「ん、分かったよ。…美味しそうなご飯だね」


「『美味しそう』じゃなくて事実『美味しいんだ』けどね。メリアが作ってくれたんだ」


僕の返答にカノンノは小さく頷いた後、僕が食べている料理を見てそう聞いてきたので僕は少し笑ってそう答えた。
僕の言葉を聞いてカノンノは『へー…』と呟きながら料理とメリアを交互に見て、メリアはそんなカノンノに自慢するように『フンス』と鼻を鳴らし
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