第六十五話 Zero Virus Maze-Pale Cyber Maze-
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力がある。
ルイン「やった!!」
エックス「急げ!!ダークホールドの効果が切れる前に!!」
ゼロ「ああ!!」
エックス達はダークホールドの効果が切れる前に一気に零空間を突破した。
トラップを突破したエックス達を待っていたのは、巨大な体躯を持つ、漆黒の1つ目の巨人・シャドーデビルであった。
ルイン「リキッドボーン…?」
ゼロ「同型機か。雑魚の癖に図体がでかいな…」
エックス「一気に片付けるぞ」
ルイン「待って、こいつは私に任せて、エックスとゼロは先に行って」
ゼロ「何?」
エックス「え?」
ルイン「こうしてる間にもゼロウィルスが世界中に広がっていく。あまり時間はかけられない。私もこいつを片付けたらすぐに向かうから」
ゼロ「…分かった」
エックス「その言葉…信じているからなルイン…死ぬなよ?」
ルイン「うん!!」
ボーンシリーズの共通の弱点である目のようなコアにフルチャージショットを繰り出し、直撃させる。
シャドーデビルが少しのけ反り、エックスとゼロは即座に奥へと駆け抜ける。
ルイン「さて…君の相手は私だよ。」
シャドーデビルはルインを見据えると分裂し、凄まじい勢いで彼女へと襲い掛かる。
ルイン「なっ!!?」
予想外の攻撃に目を見開くが直ぐに跳躍して回避する。
しかし、分裂した黒き塊が突如方向を変え、上空へ一斉に飛翔していく。
塊はルインの頭上で徐々に1つの塊となり、やがて巨大なプレス機の様な形に変化していた。
それをかわす暇など有りはしなかった。
プレス機の姿に変化したシャドーデビルは、凄まじい勢いでルインの上空から落下し、容赦なくルインを踏み潰したのである。
ルイン「あぐっ!!」
それは必ず1つの姿にしか合体しなかった現在のボーンシリーズ、100年前のデビルシリーズの同型機には無い、シャドーデビルならではの能力であった。
苦悶の表情を浮かべるルイン。
正直油断した。
ボーンシリーズの敵はパワーは凄まじいが動きが鈍い。
このシャドーデビルも同じだと思っていた。
しかし、分裂することで身体を軽くし、凄まじい機動力を誇っていた。
ルイン「仕方ない…」
ルインの身体が眩い光に包まれたかと思うと、再び紅いアーマーを身に纏う。
ルイン「(まさか、こんな入り口付近の門番でOXアーマーを使うなんてね……)」
ハッキリ言って予想外だった。
出来ることならこのアーマーはシグマとの対決まで使いたくはなかったのだが…。
ルイン「ここで負けるわけにはいかない。覚悟しなよ
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