第2話 願いの破壊はプレゼント!?
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私達がこうして話に花を咲かせていると、
「そこの2人」
「へ!?」
私が振り向くと、?城先輩がネックレスを手に持っていた。
「杏舎君が術量も術力も殆ど無い術石をくれたんだけど、いる?」
「え!?是非!って阿莉亜先輩いります?よね……」
私はうなだれた。
「私はいいよー。漆音ちゃん頑張ったから、もらったら?」
「いいんですか!?」
私は叫ばんばかりだ。
「あっ、じゃあ居木実君にも欲しいか聞いてみるよ」
私は駆けてく?城先輩を目で追い、居木実をじっと見た。
とっても優しく、とぉっても平和的な眼差しで。
「……………漆音にあげればいいんじゃないですか」
居木実は棄権した。どうしてかは私は何も全く知らない。
「……じゃあ、居木実君もいらないって言ってたし、空鳥さんにあげるよ」
「有り難う御座います!!」
私は賞でももらったかのように頭を下げながら受け取った。
煌星祭の日に術石は降らなかった。誰の願いも聞き入れなかった。
私はただの夜空を清々しい眼差しで見つめていた。
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