三之巻 蒼太郎、あきらとの出会い
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ている俺の名前は…
【蒼鬼】
だ!」
「蒼鬼か、いいだろうそれじゃあそれで登録しておくぞ」
「あぁ、頼むよ義父さん」
そして俺は、念願の鬼になった。
そして俺はその日の内にあきらに告白をした。
「あきらに大事なはなしがあるんだ。たちばなの裏にきてくれ」
「え、それって」
「それじゃあ伝えたから」
「は、はい、絶対に行きます」
たちばなの裏
「本当に来るかなぁ、絶対にいくって言ってたけれど」
「蒼太郎…ううん、蒼鬼君来たよ」
「あきら、来てくれてありがとうね」
「いえそんな、ところで話ってなんですか?」
「単刀直入にいうよ、いい?」
「はい」
「じゃあ…、俺蒼鬼は天美あきら、あなたの事が好きです!!だから、俺と付き合ってください!!」
「はい、わかりました」
「え、いいの?」
「はい、やっぱりダメって言っても、離さないですからね」
「う、うん俺も絶対に離さないから」
空町蒼太郎、いや、立花蒼太郎14歳、俺は、鬼になったのと同時に、可愛い恋人が出来た。
その頃たちばなの大人達は…
バッチリ告白現場を見ていた。
それはもう最初から、最後まで。
「やっと、蒼鬼とあきらが恋人になったわね」
「なんせ、八歳からですもんね、6年ですか…、いろいろありましたね」
「一番のきっかけは、やっぱりあのイッタンモメンの童子にあきらが襲われた時だな」
「あの時自分の不注意のせいで、あきらを危険な目に合わせてしまったからね」
「まぁ、そのせいで、蒼鬼が怒って、童子を滅多刺しにしてたな…生身で…」
「しかもそこらへんにあった木の棒でですよ?あの時は恐怖を覚えたなぁ」
「そんなにだったんですか?蒼鬼」
「まぁ、それだけあきらの事が大事だったんでしょうね」
「そしてこれからもっと守らなくちゃいけないものが増えたってことだな蒼鬼は」
「おやっさん、いたんですか?」
「そりゃあ息子の一世一代のイベントだからね。見ないわけにはいかないでしょう」
「そんなもんなんですかね」
「お前達も子供が出来たら、こんな風になるさ」
そんな会話をしていたのであった。
因みにその事実を知った蒼太郎、もとい蒼鬼は部屋から一日中出てこなかったという。
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