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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十話
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ゃんと平等に想うことに、ヴォルトは暇なときに愛でてくれればいい、という事に決定した。
うん…皆がそれで納得してくれるなら僕はいいんだけど…もしこれにゆくゆくはあのウンディーネが混ざってしまうと考えると…なんだか不安になってきた。
さて…一応先程までの事をまとめて見たけど…今、僕はというと…。
「「──本当に…申し訳なかった」」
…僕達が助けた暁の従者の二人に頭を下げられていた。うん…今日はよく他人に頭を下げられるなー…。
聞いた話だが…この二人があのシフノ湧泉洞で倒れていたのは、どうやらこのアドリビトムに接触したかったらしく、アドリビトムと連絡を取っている村に向かう途中、シフノ湧泉洞でのキバの出現に巻き込まれてしまったかららしい。
そして、この二人がアドリビトムに接触したかった訳は…今僕達が探しているウズマキフスベのドクメント…それが残っているかもしれない切り株を僕達に届ける為だったとか。
「お、お二人とも…とりあえず頭を上げてください」
「いえ…これは私達が君にあったらまずするべき事だと決めていた事なんです」
「…我々は君が言っていた通り…最低な人間であった。自らで何かしようとも考えず…結局生まれたばかりであったラザリスに…我々は頼り、力を自分の良いように扱ってしまっていた」
僕の言葉に頭を下げたままそう言っていく暁の従者の二人。しばらくして二人は顔を上げると真っ直ぐと僕を見た。
「あの時はまだ混乱していたが…あの君の言葉で…我々も生き方を変えようと決めました。もう…誰かや何かに頼るのではなく、自分達で世界を守ろう、と」
「なにより…私達が一番恨んでいたウリズン帝国が変わり…まさか我々にも謝罪をしてきたのです。それで私達が変わらなければ…私達は本当に、ただの最低な人間ですから」
「…そうですか。…うん…やっぱり…人は変われるんですね」
真っ直ぐと僕を見たままそう言葉を出す二人。その表情は以前見たものとは全く違い…本当に変わったんだと認識できた。
そんな二人の姿を見て自然と僕がそう言葉を出すと…二人は頷いて僕に右手を差し出してきた。
「これは一つお願いなのですが…我々と握手をしてもらっても構わないでしょうか?」
「え…?」
「これも以前から決めていた事なんです。我々が変われるようになったきっかけはアドリビトムの皆さんや君の言葉なのです。だから…我々の出来る、一つの感謝の証です」
「…はい…っ!」
僕を見たまま慣れていないのか少し照れ臭そうにそう言って笑ってみせる暁の従者の二人。その二人の言葉と姿に僕も笑って頷くと伸ばされたその手を握った。
──人は変われる。なにがあろうと、変えていく
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