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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十話
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直ぐとウンディーネを見てそう言った直後、ヴォルトが僕を呼び見ると…突然ヴォルトが僕に向かって跳び…その…口付けをされた。
突然のソレに僕は対応できず口付けをされ…見える限りカノンノとメリアの表情が変わり、アンジュは何か微笑ましいものを見るような表情を、ウンディーネは珍しいものを見るような表情で僕達の事を見ていた。
えっ…あれ…本当にどういう事っ!?

混乱したままでいると少ししてヴォルトは僕から唇を離しジッと僕を見ると静かに口を開いた。


「んっ…主…突然申し訳ありません…ですが…これが私の…主への気持ちです」


「ヴォ…ヴォルト…」


「主…主は…私だけの大切な主なのです…っ!他の契約など…私は認めませんから…っ!」


真っ直ぐを僕を見たままヴォルトはそう言い、一度ウンディーネを睨むとそのまま僕の中へと消えていった。本当に突然だったその一部始終に周りは静まり…僕は自然と先程の感触が残っている自分の唇へと触れた。
へ…僕…いつ間にヴォルトにそんな風に想われてたんだろう…。


「…フフ…ハハハっ!いやいや面白いものが見れた。余はますます気に入ったぞ、衛司よ。フフ…これは余も負けてはおられんな。衛司よ…再戦の時、楽しみに待っておるぞ。それでは…アンジュよ、船の中を案内してもらえぬか?」


「あら、そうね…それじゃ、此処は残りの三人で『ゆっくり』と話し合ってもらいましょうか」


ウンディーネとアンジュがそう言い、ホールから出て行くと同時に…僕は思い出すように…思い出してしまったようにカノンノとメリアの二人を見た。



「ふふーん…衛司…ちょっと『お話し』しよっか♪」


「…えー…いー…じー…♪」


清々しいまでに…笑顔の二人がそこにいた。
うん…死んだな、これ。


「えっと…お二人とも…これは僕にも上手く理解出来ていなくてですね…」


「うん、衛司の言いたい事は分かるから…とりあえずちょっとそこ座ろうか♪」


「…衛司…大丈夫…痛くはない…♪」


「……はい…」


──この後、僕は小一時間彼女達と話し合う事になった。
…人間、笑顔がいちばん恐いんだね。



───────────────────




──小一時間後…僕はようやく彼女二人からの笑顔の『お話し』から解放された。
笑顔って安心する以外に恐怖も感じるものなんだ、と改めて知った小一時間であった。
『お話し』して分かった事だけど…カノンノとメリアの二人はヴォルトの気持ちの事は薄々わかっていたらしい。改めて…言われたり、行動されたりしてようやく気付く僕は本当に…鈍感なんだなー、と認識した。

結局…彼女達の『お話し』の結果、カノンノとメリアは皆ち
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