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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十話
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確かに僕はあの時、ウンディーネに斬られて負けちゃったけど…」


「余はそういうのは好かん。相手を負かしたとしても…それが自身の力では無いなら『勝った』という訳にはならん。ので…余とそなたが『全快』で闘えるようになった時には…余はそなたとの再戦の所望する」


腕を組んだまま僕を真っ直ぐと見て淡々とそう言っていくウンディーネに、僕は思わずなんとも言えない表情になってしまった。
うーん…まぁ…そういう事なら僕も喜んで再戦を受けるけど…。


「ふむ…いかんかな?」
 

「ぁ、いや…僕なんかでよければ喜んでだよ」


「うむ、そう言ってもらえてなによりだ。…よし、気に入った。そなた…衛司だったな。もしそなたとの再戦でそなたが勝った時は…余はそなたと契約を結ぶと約束しよう」


「えっ!?」

「…な、何を言っているのです、ウンディーネっ!?」


僕の返答を待つウンディーネに僕は小さく頷いて応えると、ウンディーネはクスリと笑った後小さく頷いてそう言ってきた。
ウンディーネのその言葉に僕達は再び驚いてしまうが…何故かヴォルトが一番驚いた様子で声を上げた。


「ふむ?何か問題でもあるか、ヴォルト」


「問題大有りですっ!あなたも主の『状態』が見えているのでしょう!主の体では今、私一人との契約が限界なのです…アナタが入る所などありませんっ!」


「うむ、知っておる。だから余はその衛司の『状態』が『全快』の時に、再戦を所望すると言っているのだ。その時ならば、余のスペースもあるであろう…?」


「っ…そ、それは…」


小さく首を傾げるウンディーネにヴォルトが珍しく声を上げて抗議をする。そんなヴォルトにウンディーネはコクリと頷きそう淡々と言っていき、ヴォルトはそれに口ごもった。
というか…ウンディーネの言った『全快』ってそういう事だったのか…。


「そもそも…何故余が衛司と契約を結ぶ事にそこまで抗議する?気に入った者と契約するのは、精霊として当然であろう…何か悪いか?」


「そ、それは……あ、主は…主は…っ」


彼女にしては珍しいまでの否定的な様子に僕はヴォルトを見ていると、ウンディーネもその事が気になったらしくそう問いただした。ヴォルトはその言葉に口ごもりながら僕の方を見る。
そのヴォルトの様子に僕や今この場にいる皆がヴォルトを見て、ヴォルトはその事に少し俯くと少しして直ぐに真っ直ぐと顔を上げて口を開いた。



「あ、主は…主は私の…私だけの主なのです…っ!他人に譲る気などありませんっ!…主っ!」


「へ…ヴォルとぉっ!?」


「あっ!?」


「…む…っ!」


「あらあら…」


「ほぅ…」


真っ
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