暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
リアルナイトメア
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。」

ジャンリュックは全ての事話したのだった。

「ふむ、ルーシィの父が託そうとしていたのは・・・その事だったのじゃな。」

ジャンリュックの話しを聞いてマカロフはそう言う。

「無限時計とは、どれほど危険な物なのか?」

エルザはそう尋ねた。

「大魔法、覚めない悪夢・・・リアルナイトメアを発動させるのです。」

ジャンリュックはそう言う。彼の顔には汗が少し出ていた。

「リアルナイトメア?」

「実は実は、人間の持つ時間の感覚を統べるモノであり、
 強いては時を支配すると言う事。」

ジャンリュックはそう説明をする。

「いささか難しいですが、実際に時間を操る訳ではなく、」

「あくまでも感覚の問題な訳ですが・・・・・・」

2人の考古学協会の老人がそう言う。

「わかるか?」

「俺に聞くなよ・・・。」

グレイとエルフマンがそんな会話をした。

「時間の支配とは、混沌の訪れを意味するのです。」

「それが世界の終りになるのか?いまいちピンっとこねえが・・・。」

考古学協会の老人の言葉に、グレイはジャクリュックの方を見てそう言う。

「考えてもごらんなさい。今は実は何時なのか?
 自分は今、実は何をしているのか?目の前にいるのは実は誰なのか?
 何1つ自分の意志で理解できなくなるのです。
 人の記憶や意識といったモノは、実はこれまでに経験してきた事の積み重ね。
 その時の繋がりを操られてしまえば、実は・・・」

「自分が自分で無くなる。」

ジャクリュックの話を聞き、エルザがそう言う。

「そいつは、大ごとだな・・・。」

「混乱どころじゃねえって訳か。」

エルフマンとグレイがそう言う。

「無限時計はゼントピア大聖殿の上空にある。
 聞くところによると、教義の原点と言う。」

マカロフがそう言うと、ジャクリュックが言う。

「かつてかの時計での混沌より生き残った者が、実はゼントピアを創設し、
 その恐怖を封印し、戒めてきたと、実は言われております。
 長らくゼントピアの歴史からも、実は存在を隠していたのですが、
 100年ごとに蓄積された魔力を解放し、よからぬ屋形に狙われることもしばしば。
 これは私からのお願い。妖精の尻尾(フェアリーテイル)への仕事の依頼です。
 どうかあれを、無限時計を止めていただきたい!」

ジャクリュックはそう言う。

「言われるまでもねえ。」

「だな。」

「うん!ナツもルーシィも助けなきゃ!!」

エルフマン、グレイ、ハッピーはそう言う。
マカロフとマカオは互いに顔を見て、頷く。

「わかった。その仕事引き受ける。この1件、|妖精の尻尾《フェアリーテイル
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