第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第3話「ロボットものの主人公の初出撃って大体がなりゆきでロボットに乗り込むよね」
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ットの中に吸い込まれ溶け合った。
I'm innocent rage.
I'm innocent hatred.
I'm innocent sword.
I'm DEMONBANE.
「お?」
気がつけば目の前に光り輝く文字。網膜に焼きつくような文字がオラの目の前にあった。
「DEMONBANE・・・どっかで聞いたような・・・」
そう呟きながらオラはハッとする!確か覇道の姫ちゃん(オラ自身はそう呼ぶことにした)が言ってたブラックロッジへの切り札・・・って事は・・・。
「オラ達どえらいモノに手を出しちゃったって訳ェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!?」
オラは頭を抱えシャウト。そんなオラにアルの声が聞こえる。
「汝は、憎悪に燃える空より産まれ落ちた涙。汝は、流された血を舐める炎に宿りし、正しき怒り。汝は無垢なる刃。汝は『魔を断つ者』!善き名だ、気に入った」
先ほどまでのような縮んだ姿ではなく、元の大きさに戻っていた。頭には猫ミミのようなモノがついたヘルメットを被って計器類に囲まれたシートに座っている。一方のオラは、淡く輝く球体の中にいた。目を凝らせば変な文字が浮かんでいる。
「おい、アル!ココって・・・」
「内装を見て分からぬか?ここは鬼械神の中だ」
「あのロボットの中って訳か・・・。デモンベインってあったが」
「うむ、彼奴の名前だが?それがどうかしたか?」
やっぱりか・・・やべぇ。この事が覇道財閥に知られたら消される・・・いろんな意味で。
「頼むぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!下ろしてェェェェェェェェェェェェェェ!!!!オラまだ、社会的に抹殺されたくないィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!」
「操作系に接続するぞ」
「聞けェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!聞いてくださいアルさんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!」
オラの話を聞かず、アルは勝手に話を進める。その瞬間オラの背中に生えた翼が、紙となって解け輪となってオラの周りを囲む。そして、光り輝くと同時に、モニターやらコンソールやら操縦桿に変わった。
「これで良し、行ける!デモンベイン、発進するぞ!!!」
「オイィィィィィィィィィィィィ!!!何無理やり押し出そうとしてんのォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!?」
「毒を喰らわば皿までだ」
「毒自身がそれを言うか普通ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!?」
−ガコン。
オラ達が口論をしていると、振動が走る。デモンベインを固定している台座ごと移動しているようだ。この台座はどうやら、デモンベインの輸送車になっているらしい。巨大な線路の上を、まるで滑るように動き出す。
「う、動き出しやがった?」
広大な空間の奥へ
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