第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第3話「ロボットものの主人公の初出撃って大体がなりゆきでロボットに乗り込むよね」
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んだ?ここ」
「さぁな。・・・む?神之介、通路があるぞ」
アルが指差す方向に通路が見えた。・・・出口に向かってるのか?それとも奥へと進んでいるのか・・・?
「ま、何にせよ。進むっきゃないか、行くぞアル。出発しんこー、ナスのおしんこってな」
−魔導書&何でも屋移動中・・・。
冷え冷えとしたうす暗闇の中を進む。その度に靴音が通路に響き渡った。歩き始めて数十分。出口は一向に見えない。
「何処まで続くんだろうなぁ・・・」
そう呟いていると、向こうで光が見えてきた。
「出口のようだな」
「そうみたいだゾ。・・・お?」
アルと会話を交わし出口を出る。そこには広大な空間が広がっていた。・・・広い、本当に広い。天井も馬鹿みたいに高い。余りにも広大すぎるので、たくさんある証明は空間にわだかまる闇を照らしきれて居ない。
「・・・まるで何かの格納庫みたいだゾ。・・・一体何をこんな広い空間に・・・?」
辺りを見回しながら、ある存在に気づいた。見つかり辛かったり、隠されていたわけではない。・・・というか、こんなモノは隠しようがない。それなのに、ソレを認識できなかったのは、ただただソレがあまりにも大きすぎたからだ。
「なん・・・だ?コレ・・・?」
最初、ソレの全貌は全くつかめなかった。そのくらい巨大なソレは・・・鉄の塊だった。鉄を何らかの意志によって鍛えたソレは巨大な鋼鉄だった。空間の広さに、鋼鉄の大きさになれ始めたオラの脳がようやくソレの容を捉え始める。
「コレって・・・ロボット!?」
今まで見た事のないタイプのロボットだった。ブラックロッジが使う破壊ロボとは違う。まるでオラが好きだったアニメに出てくるロボット『カンタムロボ』のようなすらりとしたフォルムの人間に近いタイプのロボットだった。
「こ、ここってアレか?ブラックロッジの秘密基地とかじゃねーよな?」
そのロボットを見ながら、オラは一言。・・・マジだったら洒落にならん。
「ほう、この感じ・・・鬼械神か?」
「でうすまきな?何だそれ?」
訳の分からん単語が出てきたので聞いてみる。
「知らぬのか?魔導書の中には妾のように鬼械神を召喚できるものもある。妾の場合、本来の鬼械神はアイオーンだ。術者は魔導書を通じて鬼械神を自在に操る事が出来る」
あ〜、そういやナイアさんが言ってたな。魔導書の中には『神』を召喚できるのがあるって。
「つまり『神様』の模造品って奴か?」
「何だ?知っておるではないか。・・・む?彼奴は少々強引な構造になっておるな。魔術と科学の混血児と呼ぶべきか?・・・正式な鬼械神では無いが、十分だ。ありがたく使わせてもらうとしよう」
「おい、ちょい待て!勝手に使ったらまずいんじゃねーの!?」
「我等が見つけたと言うのならば
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