第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第3話「ロボットものの主人公の初出撃って大体がなりゆきでロボットに乗り込むよね」
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ァァイ!!!!!」
咆哮。そして思いっきり地面を蹴る。そして、オラは無限の大空へ・・・、
バキャ!
翔れなかった。・・・余りに力み過ぎて蹴った右足が地面に思いっきりめり込んでしまったのだ。これには流石のオラも大慌て。
「おイィィィィィィィィィィィ!抜けないよこれ!!?アルぅ!引っ張り上げて!」
「何をやっておる!うつけっ!!!体格差を考えんかッ!!!」
何とか引き抜こうとじたばたしているようすを見てウェストは高笑い。
『ぬははははは!動きを止めたか!!!喰らえッ!!!ミサイルパーティであるッ!!!』
破壊ロボから大量のミサイルが。こりゃマズイッ!!!何とか引き抜こうとするが間に合わない。翼で防御する。
直後に来る、爆音、衝撃。歯を食いしばって耐える耐える。
−ピシッ・・・。
「・・・?」
何かがヒビ割れる音がした。・・・しかも足元からだ。見てみると、地面にめり込んでいる右足を中心に地面にヒビが入っていた。・・・一体何が?そう思った瞬間に、地面が崩れぽっかりと穴が。
「でええええええええええええええええええええええええええええ!!!?穴ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?!?!?」
そのままオラとアルは奈落へと落ちていく。オラは必死に足やら手やら翼やらをばたつかせて浮上しようとするも・・・重力には逆らえない。
−ドッシィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!?!?!?」
どのくらい落ちたのだろうか?不意にオラの体に激しい衝撃が走る。どうやら穴の底に叩きつけられたようだ。余りの痛さに悶絶。
「大丈夫か?」
「だ・・・大丈夫な訳ねーだろーが・・・。全然飛べねーゾ、この翼?不良品じゃねーか」
アルに言葉にオラはうめきながら反論する。
「汝は駆け出しの身ぞ。そうホイホイと上手く行く訳なかろう」
「・・・そういう事は早く言ってよね・・・たたた・・・」
「まぁ、魔術で保護はしたから対した怪我ではなかろう。せいぜい打撲のみだ」
それでもめっちゃ痛いんですけどオラ。・・・このままでいても仕方ないので痛む体に鞭打って立ち上がる。
「何処まで落ちたんだ・・・?オラ達・・・って」
天井を見上げ絶句・・・、暗い闇の中で、ポツンと米粒程度の光が見えた。・・・どうやら、とんでもない距離を落ちたらしい。
「よく生きてたなオラ・・・」
そう呟き、次は周りを見渡す。
「・・・まるで工事中か何かだなぁ・・・」
オラは周りの光景を見渡しながら呟いた。それほどまで造りかけという感じの空間だったからだ。具体的な距離は分からないけど、地下鉄や避難用シェルターにしては、いくらなんでも深過ぎる。そもそも、この辺りの区画で地下開発があるなんて話自体聞いたことがない。
「一体何な
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