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機神呼嵐デモンベイン
第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第3話「ロボットものの主人公の初出撃って大体がなりゆきでロボットに乗り込むよね」
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まりと貰えるな。案外早く済んで良かったぜ」
「うぬ、妾も案外早くこのような場所で術者を得られるとは思っても見なかった。今後ともよろしく頼むぞ、我が主野原神之介」
 ・・・おい、今一瞬聞き捨てならん事いいましたよね?
「今後ともってどういう事ですか、コノヤロー」
「そのままの意味だ。汝は妾と契約し主となったのだ。つまり、今後も妾と共に戦わねばならぬ。魔導書は基本的に術者なくして存在するのは難しいのでな。別行動というわけにもいくまいて」
「ふざけんじゃねーよ。しんさん了承してないよ?同意してないよ?」
 あの時、ただ名乗っただけだし。全然了承はしてない。そんな事お構い無しにアルはフンと鼻を鳴らす。
「契約したではないか」
「あれ、お前が勝手にやっただけじゃねーかよ」
「ほほう?あの状況で汝は妾の力なしにどうにか出来たのか?魔術を齧っていたとはいえ、汝はただの人間。そして妾は力を使い果たしておった。ならば、汝と妾が契約するのが双方にとって最良の選択ではないか。うむ、何の問題も無い。正当な契約だ」
 と・・・とんでもねぇ奴だ。こいつ少女の姿をしたイン○ュベーダーじゃね?キ○ウべぇじゃね?これからもあんな奴等と戦わにゃならんのか?
「とりあえず、クーリング・オフだァァァァァァァァァァ!!!さっさと契約解除しやがれ!!!」
「諦めろ、運命だ」
 一言で片付けやがったッ!?ひ・・・ひでぇ!あんまりだ・・・。ふと、気になったことを聞いてみる。
「ところで・・・何でブラックロッジに追われてたんだ?」
「さぁな。恐らく妾を手に入れて、何かをやらかすつもりだろう。まぁ、妾としても奴等と戦う理由は十分にあるのだが」
 まるで正義の味方だな・・・。昔憧れていたアクション仮面のような正義の味方・・・。昔のオラもそんなのに憧れていたのだがそれも昔の話。
「ふぅーん。ま、オラは正義漢ってタイプじゃないし〜、他の主・・・主に正義感溢れる人を探して再契約してほしいゾ。・・・っておい!?」
 オラの話そっちのけであらぬ方向を見ているアル。また無視か!と怒鳴ろうとしたオラに手で静かにしろ!と制しながら言う。
「何か聞こえぬか?」
「?オラには何も・・・!?」
 聞こえないと言おうとしたが、すぐさま遠くから近づいてくる音をキャッチ。・・・ズン、ズン・・・と言った巨大な何かが移動するかのような音が近づいてくる。同時に襲い来る地響き。オラは壁にもたれかかり、音の方を見やる。
 やがて、建物が崩れる音や人々の悲鳴を引きつれ、それは現れた。ドラム缶のようなずんぐりとした図体、両腕に取り付けられているのはドリル。もし、アーカムに暮らすもの以外が見たら何の悪い冗談かと言うだろう。自分は夢を見ているのではないかと疑い、次には自分の正気を疑うだろう。それほどまでデタラメで
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