第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第3話「ロボットものの主人公の初出撃って大体がなりゆきでロボットに乗り込むよね」
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して、飛来したロケット弾を掴む。我ながらナイスキャッチだゾ。
「はいィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!?」
「・・・ほー、こりゃ凄い・・・」
驚くウェストを尻目に、掴んだロケット弾を見ながら呟くオラ。
「のう、神之介」
「お?」
意地悪い笑みを浮かべながら、アルがオラに言う。
「それは持ち主に返してやるべきではないか?」
・・・なるほど。
「ブ、ラジャー♪」
オラもまたニンマリと嗤う。一方のウェストはオラ達の意図を察してかビクっと引きつった笑みを浮かべる。
「ちょ・・・ちょっと待つである・・・。それはマズイのである!は、話せば・・・話せば分かるのであるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
そういいながら、ジリジリと後ずさるウェスト。・・・だが、
「却下じゃボケェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!」
咆哮!全力投球。・・・そしてそのまま・・・、
「ノ、ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!?!?!?」
着弾。盛大な爆音、爆炎、爆風と共にウェストは遥か遠くへ消え去った。
「たーまやー・・・っと何とかなったな」
飛んでいくウェストを見ながら一言。隣ではうんうんと頷くアル。
「初めてにしては中々手際が良い。どうやら妾と汝の波長はピッタリのようだな」
「それほどでも〜・・・って言いたいんだけど、しんさん全然状況把握出来ないんだけど。混乱してんだけど。分かるように説明プリーズ」
「まだ混乱している・・・か。無理もないな」
オラの言葉に女の子はふむ・・・と腕を組みながら言う。暫くブツブツ言った後、オラに再び自己紹介をした。
「では、もう一度名乗ろう。妾は魔導書『アル・アジフ』・・・世間とかでは『死霊秘法』と言った方が聞こえがいいな」
『ネクロノミコン』・・・、異形の神々を記している魔導書の中でも最も有名と言われる魔導書・・・なのだが、現存しているものは写本を含めるとごく僅か。
・・・まぁ、簡単に言えば伝説に近いモノだ。確か、ネクロノミコンでアル・アジフと言えば・・・。
「お前、ひょっとしてネクロノミコンのオリジナルぅ!?」
「何だ知っておったのか」
・・・とは言っても、目の前に浮かぶのは本ではなく小さい女の子。・・・どういうことなの?そんなオラの心を見透かしてか彼女はオラに言う。
「妾の姿が気になるのか?ふふっ、妾をそこらにあるような二流三流の魔導書と同等にされては困る。妾ほどの魔導書ともなれば自我と魂を持ち、人の形を持つのも当然と言えよう」
魔術使ってたから魔術師かと思ったら魔導書だったでござる。・・・正直混乱してるが、まぁ納得。・・・つー事は、依頼達成・・・か?
「これで報酬たん
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