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『自分:第1章』
『展示販売』
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が...次回、好みのデザインが在ると期待して、今回は申し訳ないです。』

部長は他に勧めることなくアッサリ引いた。
あんなに押し売りしてた部長が...
兄貴、素晴らしい!!
感謝感謝!!!


職員が来る。
必ず売れって言われた。
安物でも良い。
必ずって。
此処で言う安物は最低価格40万。

接客は部長。
最初の案内と契約時だけ一緒だった。

職員は一見気弱な感じ。
部長は強引に勧める。
合間にわざとらしい笑顔で喋る。
職員は必死で拒否。
零那の仕事内容や仕事ぶりを見たかっただけやからって。
明らかに悪徳でした。
すみません。

職員には買わんで良いって言ってた。
簡単にローン組むバカもなかなか居らん思てた。

部長が本性出した。
『おまえどうせ買わんでええから来てとか言うたんやろが!』
ごもっとも。
でも『初の展示販売なので軽い気持ちで見に来て下さい』って言わせたんはマニュアル台本やで。

『ええ商品揃えてんのに、来て貰って買わんでええ言うのも失礼やろが!』

いや...
本気で欲しかったら勧めんでも買うやんか...
要らんモンに高額払うバカでも無いし。

『ふざけとんか!おまえの仕事は何ぞ!売ることだろが!』

客の前で怒鳴らないで下さい。

『おまえの知り合いだろが!おまえのしよることは仕事ゆわん!売れもせん奴が偉そうに俺に刃向かうな!』

刃向かったつもりございませんが。
とりあえず先生には帰っていただきます。

強引に会場を出た。
ごっつ心配された。
あんなん見たら不安なるよな...
悪いことした。
さっさと展示販売期間終わって欲しい。
で、さっさと辞めよ。


会場戻ったらごっつ怒鳴られた。
親呼んでローン組ませろ言われた。
親やか居らん言うたけど。
最低。


社長がたまたま様子見に来た。
何やらかしたんか聞かれた。
ありのまんま話した。


社長は、部長に落ち着くように促した。
で、零那は連れ出された。
此の社長がヤクザもどき。
社員の名前覚えろや。


名前聞かれて答えたら生育歴を聞かれた。
簡単に話した。
名前に引っかかったらしい。
『父親、〇〇會ちゃうよな?』って言うから『さぁ、今は知りません。』っておちょくってやった。
微妙な顔のひきつり具合。



『まぁおまえは間違いなく親父さんに似た性格しとるゆんは解るわ!上の人間に思たこと言えるゆんは凄いことやからな!おまえみたいなん1人居っても悪ないか!』

『社長は何処の組なんですか?』

冗談で聞いただけやのに焦る。
こっちが引いたわ。

『いえ、冗談です。聞き流して下さい。戻ります!』


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