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ウィザード外伝-仮面ライダーサマナー-〜指輪の召喚師〜
Shadow in the Under World
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いう名の生き地獄しかない、再び鈴鳴は誰からも自身の抱える苦しみを理解されぬまま周囲の望みの無い期待と奇異の目に晒され、苛まれ、やがてはあのアンダーワールドのような闇の世界に似た冷たい心の殻の中にしか生きられなくなってしまう…果たしてこの生き方が今後の彼女のためになるのか?否、それは違う。
(そんなもの人間の生き方じゃない!!だが僕に何が出来る…?)
かと言って自分が今の鈴鳴に対してどうにか出来るのか?否、銀嶺とて全ての人間から全ての絶望を無くせるほど自分が万能だなどと思い上がってはいない…召喚師といえどもただの人間、出来ることと出来ないは当然ある…アンダーワールドに入ってゲートの命と思い出は救えても、心の奥深くにある万人なれど立ち入れられないような…そういう誰もが抱えてるだろう根源的な心の闇まではどうしようもなかった。
(…師匠もよく言ってたな、『人と人との出会いは人を良くも悪くも変える。それだけで互いの生き方は決まっていく』…って)
銀嶺の『師匠』なる人物曰く、出会いというものが人間が生きてく上での人生を成形していくものらしい、鈴鳴は周りに理解者がいなかった…だが人間ではないが盲導犬であるロッキーのおかげで自分の希望が見つかり、ロッキーもまた彼女に出会い自分の与えられた役目を果たせたのだ。
(…そうだ…!もしかしたら、『あの子』が鈴鳴ちゃんを助けられるかもしれない!それに鈴鳴ちゃんなら『あの子』も受け入れてくれるかもしれない!)
此処で以前に出会い、サマナーとして希望を守ったある人物の存在を思い出す…銀嶺は眠りにつく鈴鳴に一つの約束をした。
(僕もいる。あの子もいる。本当の意味で一人ぼっちなんかにはさせない…今は辛いだろうけど、今度こそ救ってみせるからね…。)
絶望を従え、絶望を狩る召喚師…全ての人間から全ての希望を守るために、人知れずまた戦いに身を投じていく…。
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