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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十九話
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の二人組だっ!
見たところ二人とも生きてはいるみたいだけど…先程までジルディアの世界の影響を受けていた為か酷く衰弱していた。
「……どうする…?」
「勿論…二人とも助けるよ。放ってなんていけないからね…っと」
「(主…よければウンディーネの方も…連れて行って構わないでしょうか?)」
二人の容態を見てメリアは静かに聞いてくると僕はメリアにそう答え、片方の暁の従者の人を背負った。
メリアは僕のそれを見てしばらくもう片方の暁の従者を見ると、僕と同じように背中に背負い始め、それに合わせるように僕の中のヴォルトがそう聞いてきた。
見ると、ウンディーネは確かに元の姿に戻ってはいるが、従者の二人同様ジルディアの浸食を受け、尚且つ先程までの戦闘もあってかいまだに目を覚まさず倒れたままで居た。
「…流石に倒れたままでおいていくのもアレだし…いくら治したとは言えまた浸食の影響を受けるかもしれないからね。うん…一旦彼女も連れて行こう」
「(ありがとうございます…。では、彼女は私が連れて行きましょう)」
「うん。…よし、それじゃあ皆、成功の報告もあるしバンエルティア号に戻ろう」
僕の返答を聞いてヴォルトはそう言うと、僕の身体から現れウンディーネを抱え上げた。
僕はヴォルトのその様子を確認すると皆に向けてそう言い、皆はそれに頷いて出口に向けて歩き出した。
『ディセンダーの力』の転写。それが成功し、僕達はジルディアへの、ラザリスへの対策手段の一つが出来たのだった。
ただ…その時…僕は気づいていなかった。
僕の腰に納めた『世界樹の木刀』が僅かに…本当に僅かに……。
───『ピシリ』と音を立てた事に…。
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