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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十九話
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合図に後方に下がると、ウンディーネの上空に巨大な氷の棺が姿を現し、ウンディーネはそれに驚愕の表情を出す。そして今…体勢の崩れているウンディーネにそれを防ぐ間は無かった。


「落ちて…インブレイスエンドっ!」


『ググッ…アァァァァァッ!?』


カノンノの声と共にウンディーネに向けて落ちる氷結の棺。ウンディーネはそれに為す術なく押し潰され…落ちた位置には強烈な冷気によって凍り付いた地面と、それが直撃し、地面同様凍り付いたウンディーネの姿が残った。

「…倒せた…んでしょうか…?」


「あくまで凍ってるだけだからね…。まだジルディアの浸食を止めないと…」


「(…!主、まだですっ!)」


凍り付いたウンディーネの姿にシャーリィがそう言葉を出し、僕はシャーリィの方を向いて言いかけるが、体内のヴォルトの声にウンディーネの方に向き直る。


『───ヌゥゥゥゥ…オォオォォォォォッ!』


突然、凍り付いているウンディーネから雄叫びが上がり出し、それが次第に大きくなった瞬間、ウンディーネの氷にヒビが入り…そしてより一層強い雄叫びと共に様々な色の輪を身体の周りに現したウンディーネが凍り付かせた氷を砕き、現れた。


「なっ…限界突破《オーバーリミッツ》かっ!」


『ヌゥゥゥゥ…アァァァァァッ!』


「…衛司…来る…っ!」


氷を砕いたウンディーネの様子にオーバーリミッツしたと分かり、直後ウンディーネは体勢を低く構えた後、オーバーリミッツで強化されたであろう脚力で此方にむけて一気に跳んでき、メリアの声で僕は直ぐ様ライトニング・シェルを張るために右手を前に出す。


「ライトニング・シェル…──『ヌアァァァァァッ!!』──なっ!?」


ライトニング・シェルを展開は間に合い、ウンディーネの振り下ろしてきた大剣は防いだ…筈であったが、ライトニング・シェルはその防いだ筈の一撃で簡単に砕かれ、そのまさか過ぎる威力に僕は思わず驚愕し、次の対応に遅れてしまった。


『ヌゥゥゥゥ…ォオォォオッ!』


「ぐぅっ!!」


「衛司っ!」


対応の遅れた僕に向けて雄叫びと共に放たれる強力な蹴り。オーバーリミッツで強化されている事もある為かその強力な蹴りは防御の遅れた僕を上空へと打ち上げた。
カノンノから僕を呼ぶ声が上がり、僕は上空でなんとか体勢を戻そうとしたが…その隙をウンディーネは逃がさなかった。


『ヌゥゥゥゥアァァァァァッ!』


「くっ…ライトニング・シェルゥッ!!」


大剣を地面に突き刺し、地面をすくい上げるようにウンディーネが大剣を奮うと、その地面から僕に向けて水で造られた小さな竜が五つほど放たれ、僕はそれに体勢を戻しながら
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