8話-風越練習試合編 その4-
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さて、あなたの打ち筋、見させてもらいますよ
そして、福路さんが右目を開いた
南1局
「立直だし。それ、チーです。」鳴いてテンパイをとるため南を切る
「三嶋さん。ロンです。混一色、白。50符4翻8000です。」
地獄の南待ちか。南場から攻めて来るか福路さん。そうじゃなきゃ来た意味がない
南2局
テンパイだが、福路さんも今までの打ち筋と打牌の位置から考えてテンパイに入ってる可能性が高い。
しかも、おそらくテンパイなら俺のテンパイに必要な2待ちになる
ならば、数巡回してあがる。ここはまわす。
「ツモです。ツモ、一気通貫、タブ南 40符5翻 2000-4000です。」
なっ、2待ちじゃないのかなら俺のテンパイを止めるためのブラフか
<福路視点>
見事に引っかかりましたね。やはり、他家の牌を見抜く能力ですか。
でも、その能力は私も同じ、風越のキャプテンとして同じタイプの人には負けられません。
南3局
見事に引っかかったか。ふぅー、流石は風越の部長だ。俺とは年季が違うか。
ならば、こちらも己の全て使い勝利をつかむ。
<京太郎視点>
悠先輩が目を閉じた!!
先輩が本気になると自分のツモ番だけ目をつむる。
これは先輩がいうには視覚からの情報を断つことで集中力を増させるためだと言っていた。
もちろん、先輩はツモった牌も盲牌でのみ行う。
きたっ、左手のツモ
「立直」
<福路視点>
早い。目を瞑ってからほぼ無駄ツモなくテンパイは流石ですがその待ちはあと私が暗刻で抱えているあと1枚しかない牌です。そうそう、ツモれるわけが
「ツモです。立直、一発、ツモ、三色同順、」
そして、左手でドラをめくる
「ドラ3 20符8翻 4000ー8000です。」
南4局
<福路視点>
「立直」
また、残り1枚しかないのに、立直?
本当は彼は私達の手牌がみえていないの?
「ツモ。立直、一発、ツモ、七対子、ドラドラ
25符7翻 3000ー6000 終局ですね。」
半荘終了
1位 三嶋 40200
2位 福路 32200
3位 池田 20400
4位 吉留 11200
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