第六十四話 Irregular
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「よかった…君だけは覚えていてくれたんだ……他のみんなはあの戦いの本当のことを覚えてなかった…………」
ルナ「何だよあれ…頭吹っ飛ばされて身体を再生した瞬間、メシアだとかなんとか言い出してさ…?」
ルイン「分かんない…」
ルナ「だ、だよな…ウィルスでパワーアップするとか分かってたら使わねえよな普通…」
ルイン「あの時一瞬だけ女の人の声が聞こえた…その人がみんなの記憶を弄ったんだと思う…」
ルナ「そいつ何者だろうな…レプリロイドの記憶を弄るなんて…でも俺は記憶が弄られてよかったと思う。あのままだとお前確実にイレギュラー認定されてたぜ?」
ルイン「…だろうね」
あの姿を見てイレギュラーと見ない奴などどこにいるというのか?
あの時のルインは正真正銘、イレギュラーと化していたのだから。
ルナ「まあ、とにかく気にすんなよ。メモリーから削除するなり忘れちまえ、もうあんなことにならないんだろ?」
ルイン「多分……」
ルナ「(にしても、他の連中が記憶弄られてんのに、何で俺だけが…?)」
不安そうに格納庫から出ていくルインを見遣りながらルナは何故自分だけ変化がないのかを考えていた。
マグマエリアから帰還したエックスはメンテナンスを終えるとルインを探した。
用があるわけではないのだが、何となくルインに会わなくてはならない気がした。
エックス「あ、ルイン」
ルイン「エックス…?」
偶然バッタリと会ってしまったエックスとルイン。
エックス「ルイン、ゼロ達から聞いたよ。ダイナモを退けたんだろう?」
ルイン「え?あ、まあ、一応ね」
エックス「?」
歯切れの悪い言葉にエックスは疑問符を浮かべる。
ルイン「と、とにかく部屋に行こう…ね?少し話があるんだ。」
エックス「あ、ああ…」
彼女に引っ張られるようにエックスは部屋に向かう。
エックスとルインが使っている部屋に2人が入ると、ルインは椅子に座る。
エックス「そういえばソニアは?」
ルイン「ライフセーバーの所でワクチンプログラムの作成を手伝ってる」
エックス「そうか、それで話と言うのは…?」
ルイン「エックス…皆が言ってることは真実と全然違うの」
エックス「え?」
ルイン「あのね…私はダイナモに圧勝なんかしてないし、追い払ってすらいないの」
エックス「馬鹿な…モニターの映像にも確かに君とダイナ
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