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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十八話
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アの言葉に彼女の視線の先を見ると…キバの直ぐ近くで二人程人が倒れていた。その姿は所々ジルディアの浸食を受けているのか、結晶化しているのが分かった。
とにかくあの人達が無事か確認しないとっ!


「(っ!主…待って下さいっ!)」


「っ!?ヴォルト…?」


「(この感じ…まさか…『彼女』まで…っ!)」


「ヴォルト…『彼女』って…一体…っ!?」


倒れている二人に駆け寄ろうとした瞬間、先程まで静かだったヴォルトが僕の中で声を上げ、僕が一体何事かと聞こうとした時…キバのすぐ近くにあった水場が突如渦を作り出し…その渦から『ソレ』は現れた。


「なっ…まさかアレって…っ!」


「っ!…浸食の影響なのか、それとも先にサレが手を打ってたのか…こんな時に…っ!皆…兎に角先にアレを止める必要があるみたいだよっ!」


突如現れた『ソレ』に皆が驚きの声を上げ、僕は慌てて皆に戦闘態勢を取るように告げる。
僕達のその様子を見て『ソレ』…身体の所々を結晶に侵されながらもわかる、一見剣士のように見える姿をした青の長い髪をした『彼女』は背中に背負った大剣を引き抜いた。


「(すみません主…どうか…彼女も…)」


「分かってるよヴォルト…倒れてる二人も…あの彼女も必ず助ける。だから…止めるよ、皆っ!」


『『『うんっ!(はいっ!/…んっ!)』』』


『──ハアァァァァァァァっ!』


僕達の声に『彼女』…『水』を司る大精霊『ウンディーネ』は、雄叫びと共に大剣を振り上げるのだった…。






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