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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十八話
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て無意識でやってる所が質悪いわね…これでメリアもいたらどうなってたか…。とりあえず…早速例の転写実験が成功しているかどうか…それの確認の為の依頼を説明するわよ?」
僕達を見て再度深いため息を吐くと、アンジュは表情を真剣なものに戻してそう言い、僕とカノンノも表情を戻して頷き、アンジュの説明を聞いた。
───アンジュからの転写実験の確認依頼の内容とはこうだった。
まず向かう場所は『シフノ湧泉洞』。新しく出現したキバのある場所である。現在、そこでのジルディアの浸食が今最も勢いがあるらしく、カノンノにディセンダーの能力が転写されているかどうか試すならそこでやった方がいいらしい。
同行メンバーはカノンノは勿論の事で、もしもの時の場合にメリア、カノンノが安心して作業が出来るようにと僕、そしてキバがある場所の扉を開くためにシャーリィ、という四人である。
「──二人には先にちゃんと伝えてあるからあなた達の準備が終わり次第、シフノ湧泉洞に向かうわ。とりあえず後は…もしもサレが現れたら無理をせずにすぐに撤退する事。あなた達がそこで倒れたら…今度こそ此方も打つ手がなくなってしまうから」
「分かった。サレが現れるかは分からないけど、用心しておくよ」
真剣な表情のままそう確認するように告げてきたンジュに僕とカノンノは頷いて答えた。
──『狂風』サレ。いまだに打つ手は無く、もし妨害に彼自身が現れたら…今度こそ全滅は免れないだろう。
一番は妨害そのものが無いことだが…少なくともサレ自身が出てくる事が無いように願いたい。
僕達はそのまま少しこの実験の話をした後、準備をするために自室へと戻った。
この実験だけは…必ず成功させる為に。
──────────────────
「──気分は大丈夫、シャーリィ?」
「は、はい…。さっき真水に浸かりましたし…今はまだ大丈夫です」
──シフノ湧泉洞。そこのつい先ほどまで閉じられていた大きな門を超えた所で、僕はシャーリィに問い掛け、シャーリィはそれに頷いて応えた。
シャーリィは原作の『レジェンディア』と同じで海水に弱いらしく、このシフノ湧泉洞に来た時は洞窟内にこもった海水の潮気が原因で気分が悪そうであった。
シャーリィの容態に一度は帰ることも提案したんだけど…度重なる『キバ』の出現で、再び他の国々が争いを起こそうとする中、その解決策となる今回の実験に少しでも自分が手伝えるのなら、とそのまま進むことになった。
現在は彼女の言ったとおり…閉じられていた門を開けるために、シャーリィが門の裏側に繋がっている真水の水道を潜って来てくれたので、来た当初に比べれば断然顔色が良く見えた。確かにこの様子なら大丈夫そうだけど…。
「
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