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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第3話
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ナイトの身体からは粒子が出ていた。
9分55秒……それは仮面ライダーがミラーワールドで戦える時間だ。

「……すみません」
「今度、礼に何か奢ってやるよ」
「本当ですか!?」



──────────



「よし、次はあそこに行こう!」
「だから俺は金が無いって……そもそもお下がりを借りるって話しじゃなかったですか?なんで買いに来てるんですか!?」
「こうなった亮平はもう止められねぇよ」

その頃、芳樹達はデパートで服を物色していた。
理由はナナの服を亮平のお下がりから選んでいる内に亮平のファッションデザイナーの血が騒ぎ始めたからである。
来た時よりも多くなった荷物を持って三人はデパートから出た。
しばらく歩くと三人は広場へやって来た。

「ここのコーヒー美味しんだよな」
「コーヒーって俺苦手なんだけど……」
「俺も苦手です」
「まあ、コーヒー以外にもあるからさ」

広場にはアクセサリーを売っている若い男女が集まっている。それを見て亮平はまた着火した。

「……コーヒー飲む前に、見に行こう!」
「え!?」
「またかよ、お前…まあ、いいけど」
「あ、ナナくんも何か欲しいのあったら言えよ」
「いや、これ以上何かを買ってもらうなんて無理です」

亮平はナナに「無理するな!」と笑いかけるがナナは冗談じゃないと方を竦めた。

「悪い奴じゃ無いんだぜ。ただ、金銭感覚がズレててファッションの事になると周りが見えなくなるだけだから」

と芳樹がフォローを入れるがナナにとってどうでもいいことだった。
ふと、ナナはコイン占いをしている男を見つける。
年は芳樹達と同じくらいだろう。何を勘違いしたのか、芳樹がナナの肩に腕を置く。

「お前、占いに興味あるのか?」
「キョーミないですよ……女の子じゃあるまいし」
「でも、ジッと見てたよな」
「コイン占いって、またなんか珍しいな」

芳樹と亮平は顔を見合わせた。
乗り気ではないナナを二人は占いの男の前に座らせた。

「あのこの子を占ってあげてください、お願いします」
「え、塚原さん!?」

男は何も言わずコインを弾きナナを占い始めた。
が、途端に動きを止めた。

「キミは……何かを隠している」
「……」
「その隠し事は誰にも言いたくないし、知られたくもないこと……」
「……」

男はまたコインを弾いた。

「このままだと、いずれ破滅の道を進むことになる。
その破滅は……この夏の終わりにやってくる」

その結果を聞いた芳樹はナナをフォローするべく話しかける。

「ナ、ナナ…占いだからな、占いだからあんまり気にすんな!」
「俺の占いは当たる」

男の言葉に芳樹と亮平は固まった。
二人とも頭の中
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