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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
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、何故こうなったのかはナナは全くわからない。
「よし、とりあえず今日はこの服着てて!あとは俺がナナくんに似合いそうな服何着か見繕っておくから」
「ありがとうございます」
そう言うとナナはいつもの帽子を被った。
亮平はお茶を出すためにキッチンへと向かったため、今は芳樹とナナしか部屋にはいない。
「ナナ、お前家の中くらいその帽子被るなよ」
「え?ああコレですか」
「それ、大事にしてるみたいだけど?」
「世界で一番大事な人に貰ったんです」
芳樹の質問にナナは帽子を取りながら答える。
「ハッハーン、恋人か?高校生なのに熱いね〜」
「違います、男の人です」
「男?」
「俺の命の恩人で、ヒーローなんですよ」
「ヒーロー?」
「はい、ヒーローです!」
ナナはそのヒーローについて目を輝かせながら語った。ナナにとってその人は掛け替えのない存在なのだろう……芳樹は長話を始めたナナをとめる。
「うん、わかった…わかったから……」
「えぇ!?こっからがいいとこなのに……」
「いや、だって。何!?警官と素手でやりあうヒーローなんて聞いたこと無いぞ!」
「でも、本当のことです。めちゃくちゃかっこいいんですからね」
「亮平!早く来て!お願いだから、この子を止めて!!」
───…
「くそっ
油断したか……」
芳樹達が馬鹿をやっていたその頃、油島はミラーワールドでモンスターと戦っていた。
王蛇であれば、目的を聞き出そうと思ったが……。
「今日は来てないか……」
「それもそうか」とナイトはため息を吐いた。
「あんなクレイジー野郎、毎回出て来てたらこっちの身が持たねぇっての」
『Trick Vent』
ナイトは自身の分身を使いモンスターに攻撃を仕掛けた。が、その攻撃はいとも簡単にモンスターに避けられる。
「な!?」
モンスターはナイトの本体を見切り反撃を繰り出す。
「ぐぁ!」
モンスターは何度もナイトを攻撃する。そしてもう一撃、というところでモンスターの攻撃は別のライダーに攻撃され止んだ。
「油島さん、大丈夫ですか!?」
ゾルダだ。
ゾルダはモンスターを遠方から攻撃し、こちらへ向かってくるモンスターを足止めする。
「すまない」
「大丈夫ですよ、俺もよく油島さんに助けられますし」
ゾルダがナイトの元へやって来た。
2対1は流石に不利と思ったのか、モンスターは二人から逃げた。
「待て!」
「日ノ岡!」
ゾルダはそんなモンスターを追いかけようとするが、それをナイトが止める。
「どうしてですか!?二人でならたおせますよ!」
「
二人で
(
・・・
)
ならな。残念だが、俺は時間切れだ」
そう言う
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