第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第2話「夜歩く時は、空から降ってくる女の子とそれを追っかけるキ○ガイに注意すべし」
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青年が・・・。慌てる少女だったが、遅すぎた。・・・間に合わない。
「どけェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!避けるのだァ!!!!」
Side 神之介
古書店を後にしたオラは首をかしげながら道を歩いていた。
「何ていうか・・・狐に化かされた感じだゾ」
現実味を欠けた古書店での一幕。・・・記憶もあいまいで、まるで魔導書に脳みそを蕩かされた感じだ。だけど、ナイアさんの言葉は鮮明で脳裏に焼きついている。
「明日も来て説得を続けようかな?頑張れば手に入るかもしれないし」
そう呟きながら、自宅に帰ろうとした時だった。
「どけェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!避けるのだァ!!!!」
「ん?」
突然叫び声をが聞こえ、キョロキョロと辺りを見回すが誰もいない。一体何処から来てるんだ?
「さっさと避けろといっておる!このうつけがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「へ?むすかっ!!?」
上を仰いで気づく。・・・が遅すぎた。そのまま何かに押しつぶされる。
な・・・何だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?何が起こったァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!?
急な展開でパニック状態の頭を何とか正常に戻し、目を向けると・・・。
「痛ぅ・・・」
女の子だった。・・・親方ー!空から女の子がー!ってか?これ何てラ○ュタ?
そんな事を考えていると女の子と目が合う。翡翠色の神秘的な瞳。この世の者とは思えない、不可思議な印象がソレにはあった。・・・年齢は、12歳かそんぐらいかな。オラのストライクゾーンには程遠いゾ。腰まで伸ばした銀髪が可愛らしいが・・・。
少女が口を開く。
「汝ェ!何で避けなかった!うつけ!うつけ!うつけ!大うつけ!!!」
いきなり罵倒かよォォォォォォォォォォォォォォ!こいつめっちゃ口悪ッ!?
「いきなり人が降ってくる事態なんか想定できるかっ!さっさとそこ退きやがれ!!!」
何ていうか理解不能状態だが・・・、とりあえずコイツをどかさねーと・・・。その時、急ブレーキを踏んだ音が・・・。視線をそちらに向けると、一台のリムジンが止まっており、その中からぞろぞろと覆面の男たちが出てきた。全身黒ずくめのスーツに身を包み、妖しさ爆発の覆面・・・。
「ぶ、ブラックロッジ!!?何で!!!?」
「ち、汝の所為で追いつかれたではないかっ!!!」
「人の所為にしてんじゃねーよ!大体、お前がぶつかんなきゃこうはならなかっただろうが!!!」
そんなこんなしているうちに男達はマシンガンをこちらに構えてきている。・・・やばい、口論している場合じゃねぇ・・・。
「クソがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!オラが何したってんだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!
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