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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
一話『オカルト研究部と不死鳥』
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ドさんは何で俺の名前をしってるの!?)
「リアスお嬢さまとご婚約されておられるのです」
「えええええええええええええええええええええええッッ!!!」
その言葉にイッセーが絶叫した。
俺は暫くの間、リアスさんとライザーとか言う男の話を聞いていた。
話を聞いていて俺にもわかったことがあった。
それはリアスさんがライザーとの婚約を、嫌がっているということだ。
「俺はキミの下僕を全部燃やし尽くしてでもキミを冥界に連れ帰るぞ」
ライザーがそう言った瞬間、殺意と敵意、そして炎が部室内に広がった。
「あっ、悪い。手が滑った(棒読み)」
俺はわざとらしい言い方でもう一度水を放出する剣を、ライザーに向けて振り下ろして水をかける。
「ぐっ!?人間の分際でふざけた真似を!」
ライザーがそう言うと同時に、魔方陣らしきものが現れてそこから何かが高速で俺に向かって近づいてきた。
(敵か?それに手に持っているのは槍……いや、棍か)
ガシッ!
俺は瞬時にそう判断し、棍を受け止めて相手の腹に向かって蹴りをいれる。
それを見たライザーは唖然としている。
「刀矢さま、ライザーさま。それ以上の戦闘はおやめください。状況によっては、私も介入しなければいけません」
「最強の『女王』と称される貴女にそう言われては、やめるしかないでしょうね。なにしろ、サーゼクス様の眷属は皆、化物揃いと聞きますからね」
「俺は、もとから無駄な戦闘をする気はありません」
俺とライザーのいざこざを止めたメイドさんに向けてそう言った俺達。
「リアスお嬢さまが、この婚約に賛成でいないのならば最終手段しかありませんね」
「最終手段?」
「はい。リアスお嬢さまの婚約を賭けたレーティングゲームを行って、リアスお嬢さまが勝てば婚約は無かったことに。ライザーさまが勝てば婚約といった簡単な内容です」
それを聞いたリアスさん達が、表情を真剣にする。
「どういたしましょうか?リアスお嬢さま」
「のぞむところよ!」
そう言ったリアスさんには、覇気が感じられた。
「リアス。キミの眷属は、そこの人間を除いた全員なのか?」
「ええ、そうよ」
「俺の眷属は見てのとおり、十五人いる。キミの眷属のなかでいい勝負ができそうなのは『雷の巫女』ぐらいだろう」
ライザーの表情は余裕そうな感じだった。
「リアス、ゲームは十日後でどうだ?それだけあれば、少しは面白くなるだろう?それと、そこの人間も参加させろ。俺はそいつをこの手で焼き消さなくては気がすまないからな」
「待って!刀矢はこの話には無関係ーーーーー「いいぜ!参加してやるよ」なっ!?刀矢」
俺はリアスさんが止めよう
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