暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos32神さまにお願いしよう〜Interval 1〜
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疑問にすぐに答えたすずかちゃんに「おお!」みんなで拍手を贈ると、「えへへ」すずかちゃんは嬉しそうに照れ笑いを浮かべた。それからすずかちゃんから続きの作法の仕方を教わる。わたしやなのはちゃん、アリサちゃんは再確認やけど、異世界組のルシル君たちにとっては「ありがとう、いい勉強になった」ってことや。

「あ、順番が来たよ。誰が先にする?」

「まずは大人のシグナム達から済ませた方がええと思う。わたしらが終わった後、合流するときの目印になるやろし」

そうゆうわけで、まずはシグナムとザフィーラから。2人並んでお賽銭を賽銭箱に入れた後は鈴を鳴らして、さっき教わったように二拝二拍手一拝。終えた後、「お先に失礼します」わたしに一礼した後、少し離れた木の下に歩いて行った。
次にヴィータ、シャマル。フェイトちゃん、アリシアちゃん、アルフさん。すずかちゃん、アリサちゃん。そして残るはわたし、ルシル君、リインフォース、なのはちゃん、シャルちゃん。

「それじゃ次は、わたしとなのはね」

「うんっ。お先するね」

シャルちゃんとなのはちゃんが参拝するんやけど、シャルちゃんのお願いが結構長かった。1つや2つやないな、きっと。なのはちゃんが終えてもまだ願いごとをしてるシャルちゃん。そんでようやく終えて、「お願いします!」シャルちゃんは最後にそう言って、なのはちゃんと一緒にみんなの元へ。

「どれだけ必死なんだ、シャルは」

「そうやな。でも・・・ちょお解るよ、わたしも」

シャルちゃんはお願いごとが多そうやもん。そして最後はわたし、ルシル君、リインフォース。ルシル君が「まずは俺が行くよ。はやてとリインフォースは少し待っていてくれ」って言うて、1人で参拝を済ませた。

「お待たせ。それじゃ・・・はやて、ちょっと失礼するよ」

「え? え? ひゃあ・・・!?」

ルシル君がわたしをお姫様抱っこした。家族だけの前ならそんな恥ずかしないけど、こんな公衆の面前でお姫様抱っこされるんはひどく恥ずかしい。って思う反面、嬉しいって感情もあって・・・。頭の中ごちゃごちゃや。

「これならリインフォースも落ち着いて参拝できるだろうからな。少しの間、我慢してくれ、はやて」

「あ、うん。ええよ、わたしは問題あらへん。行こ、リインフォース」

「はい」

ルシル君とリインフォースが賽銭箱前に並んで、わたしとリインフォースが一緒に参拝する。お賽銭を入れて、リインフォースと一緒に鈴を鳴らして、二拝二拍手一拝。そんで、自分の名前、住所、神様へありがとうございますを念じる。

(これからも家族みんな、仲良く元気で過ごせますように。友達ともいつまででも仲良くいられますように。あと・・・)

真っ直ぐ前を見てるルシル君をチラッと見上げる。


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