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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos32神さまにお願いしよう〜Interval 1〜
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な、ヴィータ♪」
はやてちゃんに頭を撫でられたヴィータちゃんは「えへへ♪」外見相応の笑顔を浮かべた。次はいよいよ参拝についての作法に移ろうとした時、「アリサぁぁぁぁぁぁーーーー!!」ルシル君の怒声がフェードインしてきた。そしてバァン!と勢いよく扉が開け放たれた。
「アリサ、どういうことだこれは!!?」
なんとそこには男物じゃなくて女物の着物姿なルシル君が息を荒くして立ってた。私も含めたみんながその姿に呆ける。いつもはうなじ付近で結ってる長い銀髪を後頭部でシニヨンにしてる。どこからどう見ても女の子だった。
「どういうことも何も、着替えたじゃない着物に」
「いやいやいや。お・と・こ・も・の! これ、女物だろう! 俺は、男、だ!」
「誰も男物に着替えさせるって言ってないじゃない。そもそもルシルサイズの男物の着物なんて家に無いし」
「だったら! だったら、俺を着替えさせようとするな!」
「じゃ、じゃあ、抵抗すればよかったんじゃ・・・?」
ルシル君の怒気に当てられたアリシアちゃんもさすがに狼狽え始めてそう言うと、「複数人に一斉に着替えさせられたら、抵抗する暇もなかった・・・。俺が男と知ったら逆にやる気になってたし!」ルシル君は頭を抱えた。
「まぁまぁ、落ち着いて、ルシル君。ダメよ? 女の子を怒鳴ったりなんかしちゃ」
叱りの言葉の中に優しさを含めてそう言ったシャマルさんがルシル君を後ろから抱きしめた。それでピタッと治まるルシル君の怒気。シャマルさんはそのまましゃがみ込んで、はやてちゃんの携帯電話で自分とルシル君のツーショット写真を撮った。
「えっと、何して・・・?」
「こんな機会ってもう無いだろうから記念に♪ はーい、はやてちゃんとルシル君のツーショット〜?」
シャマルさんは怒気を抜いたルシル君の両肩に手を置いて、車椅子に座るはやてちゃんの隣に移動させた後、「はい、チーズ♪」はやてちゃんとルシル君のツーショット写真を撮った。ルシル君はもう全部を諦めたのか、「もう好きにしてくれ」って大人しくなった。
「というか、ルシルってホントに女顔だよね〜。ユーノもそうだけどさ」
「せ、成長すれば俺だって立派な男顔だ。見たろ?」
ヴィータちゃんやシグナムさん、リインフォースさん、ザフィーラさんと代わる代わるツーショット写真を撮られるルシル君がキリッとした表情に変えたけど、格好からしてやっぱり女の子だった。男の子であろうとするルシル君(男の子だけど)がちょっぴり・・・可哀想に見えてきちゃう不思議。
「今の格好でも十分似合うてるけど、やっぱりルシル君は男の子やからなぁ。・・・あ、そうや。ルシル君って一瞬で着替えることが出来る魔法有ったんやなかった? それで男物の着物に着替えれば・・・
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