暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos32神さまにお願いしよう〜Interval 1〜
[5/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
はやてちゃん。「えへへ」って照れ笑いを浮かべるはやてちゃんを微笑ましく見守っていたルシル君が「みんなの用意も出来たし、それじゃ、そろそろ行くか?」って応接室の扉を指さした。

「ちょっと待ちなさいよ♪」

「ふっふっふ?」

アリサちゃんとアリシアちゃんがニタニタっていやぁ〜な笑みを浮かべてルシル君ににじり寄ってく。ルシル君は若干引き気味に「なんの用だ?」って問うと、アリサちゃんは「あたし達、着物なのよ?」ってルシル君の服装、Tシャツにパーカー、ジーンズを指さす。

「こーんな綺麗どころの中にあんたみたいな私服が居たら・・・浮くわよ?」

「だからぁ〜、ルシルも着替えよう!」

2人のそんな話に「ナイスアイディアや!」再起動したはやてちゃんが真っ先に食い付いた。確かに私たち全員が着物姿なのにルシル君だけ洋服ってなると、周囲から見たらルシル君がとんでもなく浮きそう。それをどうにかするための着物だね。

「うん、いいかも。ルシル君の着物姿、私も見てみたいし」

「ルシル君はかわ――ううん、綺麗だから、きっと似合うよ」

「わ、わたしも見てみたい!」

すずかちゃんと私、はやてちゃんも賛成。私たちの視線を一手に受けたルシル君は「着物か。確かに俺ひとりだけが洋服というのも浮くか。・・・頼めるか、アリサ」って着物に着替えることを決めた。渋々そうに見えるけどたぶん本音は、着てみたいって思ってるんじゃないかな。表情が晴れやかだし。

「それじゃあ、早速・・・」

「着替えよっか」

「ルシル〜」

アリサちゃん、アリシアちゃん、そしてシャルちゃんがルシル君の背中を押して扉へ通していく。そして廊下に出たアリサちゃん達とルシル君。アリサちゃんがメイドさんを呼び出して何かを耳打ちした後、「それじゃよろしくね」ルシル君をさっきのクローゼットルームに案内するように伝えた。

「それじゃあ行ってくるよ。待っていてくれ」

ルシル君に私たちは手を振って、ルシル君が着替えて戻って来るのを待ちながら初詣の参拝方法についてフェイトちゃん達に口だけじゃなくて身振りで教えておく。私たちの居る応接室は広いから、みんなで横に並んで実際にその場に境内があるかのように練習。
最初は鳥居に一礼。リインフォースさんとシグナムさんは凛としてる出で立ちだから、とっても綺麗。次に手水舎で手を清める。詳しい作法はすずかちゃんが教えてくれたけど、「メンドーだな」ヴィータちゃんが面倒ぐさかった。

「ヴィータ。郷に入れば郷に従え、という言葉がこの国にはある。その土地や環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うのが良い、とい意味だ」

「誰もやらねぇって言ってねぇだろうがよ。ちゃんとやるよ。この国が今のあたしの故郷だかんな!」

「ええ子や
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ